元気ハツラツ看護師と一緒にcPM室に行く。
cPMとは機械の名前で足を自動で曲げ伸ばしをしてくれる優れものだ!
こんな風に足を機械に乗せると設定した角度に自動で曲げて、伸ばしてを繰り返してくれるのだ。
看護師「cPM表というのを私が作りましたので、この表の角度に設定して、1日二回、朝と夜に自分で予約をとってやってください!」
今日は13日の初日で、練習として午前のみ。
伸ばしが15度 曲げが60度でやる。
明日からは伸ばしがマイナス5度づつ下がっていき最後は0度になる。
曲げは5度づつ上がり最後は90度で固定。
ちなみに、僕の損傷した後十字靭帯とスポーツ選手がよく怪我をする前十字靭帯では回復の速度、リハビリの進め方が違うとのこと。
前十字靭帯の場合には術後すぐに簡単に膝が曲がる、一方伸ばすのが難しいらしい。
後十字靭帯の場合は逆で、伸ばしは簡単に伸びるが、曲げはなかなか曲げられなく術後二週間は曲がったとしても90度以上は曲げてはいけない。再建した靭帯がまだ弱いからだそうだ。
cPMに足を乗せる。ギブスを外して、リモコンで角度を入力してスタート。
看護師「ちょっとまってください。足先をマジックテープで機械に固定しますね。ずれちゃうから。」
身長180センチで体が堅い。そして、たしかに痛くて足が曲がらない。手がマジックテープまで届かない。
どこかにゴムゴムの実は落ちてませんか~
看護師「はじめは、足が曲がらないのでナースコールで看護師を呼んでくれればマジックテープつけますね。あと、終わったときも呼んでくれれば外しますよ!
」
白衣の天使に変身したー😍
スタートボタンを押すと、機械が動きだす。
足が伸びていく。うん、痛くない。
そして、だんだん上に上がり足が曲がってくる。
い、痛い。確かに痛い。60度ってまだ全然曲がってない角度だけど、かなり痛い。
初めて術後の絶望感が襲ってきた。
こんなに曲がらなくなるのか。手術前は足のかかとが太ももの裏にぴったりついたのに・・。
将来ちゃんと曲がるように戻るのかかなり不安になる。
その後痛みに耐えながらなんとか、25分たち機械が止まる。マジックテープを外してもらうためにナースコールを押す。
看護師「どうしました~?」
私「マジックテープ外してください~」
看護師「わかりましたー。担当の看護師が向かいます」
元気ハツラツ看護師がくるまでに自分で何回かチャレンジしたがヤッバリ無理だった。
「何?呼びました?」
ふと、声の方をみると・・・
オバ看護師!
トゥルルルルルルー、テテテテテテテテテー
魔物が現れた。
いや、まだ武器も防具も、ルイーダの酒場にも行ってなく、冒険に出た覚えありませんけどー
な、なんで、なんでやねん
担当の看護師は元気ハツラツ看護師ちゃんじゃないんかい。
アラフォーオジサンは≪たたかう≫を選択した。
「担当看護師って元気ハツラツちゃんじゃないんですか
」
魔物「看護師は忙しいんだから1人に付きっきりの訳ないでしょ」
アラフォーオジサンは精神的ダメージ99を受けた
アラフォーオジサンは≪逃げる≫を選択した。
しかし、マジックテープが絡まり逃げれない。
アラフォーオジサンは≪命声≫を唱えた。
「た、助けてください。マジックテープを外してくんなましー」
魔物「それぐらい自分でやりなさい」
命声は魔物によってかき消された。
元気ハツラツ看護師「◯◯さん、すいません。あとは私がかわります。」
遅れて元気ハツラツ看護師ちゃんが来てくれた。
そうだよね、そうだよね。だって終わったら呼んでね
って言ったよね
魔物「これくらい自分でやらせなさい。」
元気ハツラツ看護師「いや、まだ膝が曲げられないから無理では・・」
頑張れ、負けるな!君は立派な看護師だ!
魔物「あなたは自分の仕事をしなさい。ここは私がやるから」
元気ハツラツ看護師「はい・・。」
行かないで、行かないでくんなましー
元気ハツラツ看護師は去って行った。
アラフォーオジサンは全滅した。

