『数学や物理というのは、神様のやっているチェスを横から眺めて、そこにどんなルールがあるのか、どんな美しい法則があるのか、探していくことだ。』
(この言葉を知っている方は、よほど物理学に造詣が深いか、もしくはよほどのドラマ好きだと思いますが。)
確かに、美しいまでに合理性のある数式や定理を見ていると、この宇宙で起こる現象や造形は、すべて法則やルールに乗っ取っているのかもしれないとさえ思えてきます。

こちらの写真は、ゼロファーストデザインにあるスチールで構成されたオブジェです。このオブジェは、日本人のデザインユニット"savor"の手掛けた作品で、代数幾何学モデルと呼ばれる数式や定理を立体的に表現したものです。

人間の思考を排除したそのフォルムには、無駄な要素が全くなく究極の造形美と言えます。人の手によってデザインされたものには、どうしても多かれ少なかれ”邪念”が入ってしまいます。それが個性や味わいにつながるので、どちらが良いとか悪いではないのですが。
コンセプチャルな作風で知られる写真家・杉本博司氏も、数理模型をテーマにした自身の作品"Conceptual Forms-観念の形-"でもそのような事を提示しています。



ゼロファーストデザインでは、化石や動物の骨などのオブジェも取り扱っています。こちらは、1億年以上の歳月をかけて進化してきたフォルム。歴史の積み重ねによって作り出された造形にもまた、無駄な要素のない美しさがあります。

最後に、数学に関する言葉をもうひとつ。
『数学とはまったく別の二つのものをイコールでつなげる学問である』
幾何学形体と、自然界が作り出すフォルム。
2つの異なる造形美がこの場所で出会ったのも、神様の作ったルールなのでしょうか?
ゼロファーストデザインにて、この違った切り口のスタイリングをお楽しみ下さい。
(Ken Nozawa)
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