最近また新たなる推しが出来た。

しかも二人も。

 

以前アメブロをやっていた頃に『推し』なる言葉はまだ世に浸透しておらず、恐らく使っていなかった。だからアメブロというこの場で初めて使う言葉。

 

 

 

推し。

 

 

 

いると居ないではまるで、生活全体が違う。

朝起きてから寝るまで、常に考えるのは推しの事。エックス(旧Twitter)で推しが呟けば、即♡押してからのお返事に期待しながらのコメント。たまに反応があると飛び上がる程嬉しい。

 

我が推しは某動画配信サービスの配信者なのだが、まぁ現実があるのでリアコと呼ばれる括りの類にはなっていない。現実は淡々とこなすのだ。

 

最初は配信された動画を即チェックする程度だったのだが、過去動画を見漁るようになってからは沼だった。

めちゃくちゃ可愛い。。。これは、泥沼だ。。。

 

そう、もはや泥沼なのである。現在活動中止系の某アイドルグループメンバー様が結婚してしまってからというもの、こんな泥沼がこの世に存在していたであろうか。いや、無かった。

 

現在の推しにハマって半年未満。配信者のメンシプなるものに加入した。

これは自分にとって、とても大きなことであった。

 

なぜなら、現在活動休止系某アイドルグループのファンクラブでさえも入らなかったのだ。ファンと認めたくない拗らせ野郎だったのだ。全くもって我ながら面倒くさい。

 

そんな自分がついに、自分はファンですと認めてメンシプなるものに加入して推しに金を使ったのだ。

 

 

 

ここでやっと、タイトル『あの時の自分、ごめん』が何なのかである。

 

 

 

かつて一緒にバイトしていた同僚が所謂ホス狂いだった。枕営業を本気と信じて疑わず、「お金は全部私が払うから!今月ナンバーワンにしてあげたいから、お願い!ついてきて!」と頼まれて仕方なくホストについて行った。要は小生も、そのホストを指名した事にして恐らくは枕営業である彼氏の指名数をあげたいという魂胆だ。

 

一緒に行ったホストは地獄だった。新宿のようなホストはおらず、小太りのゲスい雑魚ホストがブリーフ一丁で上司に命じられて踊らされているような……都内の中でも恐らく稀な……一応は都内だが地方の下級ホストクラブ。

 

一体私は何をしているのだろう。そう思いながら好きに酒を飲む。タダで飲む酒は無条件で美味いが、視界に入ってくるブリーフ一丁小太りホストがその美味しさを半減させる。「カエリタイナ…」とカラオケで時間を潰しながら酒を飲む。ホス狂いの同僚が入れたシャンパンを飲む。飲みながらひたすら、なぜ?なぜなんだ?と思っていた。

 

叶うはずもない恋に対価を支払う。本人は恐らくカラダの関係を持っているから本当にガチカノの勘違いしているのであろうが、金が発生している時点でガチカノじゃない。可哀そうだからそんな事は思っていても口にはしない。

 

無駄金使ってんな……コイツ。自分は絶対こうはならない。叶わぬ恋にムダ金を費やすなんて、絶対しない。

 

 

 

そう。あの時の私はそう思っていたのだ。

 

ごめん、あの時の自分。

 

 

 

私は今、叶わぬ恋に遂に金を使ったのだ。叶わぬ恋とわかっているのに使ったのだ。メンシプという名の指名料。スパチャと言う名のドリンク代。

 

 

でも月額390円だから。その位ならホストより安いし、いいんじゃないかな?どう?あの時の自分よ。