A(エース) ポート・マフィア幹部
一番疑問が多いのが、A(エース)の元ネタは誰なのかというところだと思います。
ズバリ、フョードル・ドストエフスキーの長編小説『賭博者』(とばくしゃ)に登場するアレクセイ・イワーノヴィチだと思われます。
その理由として、
- アレクセイ・イワーノヴィチはかなりのギャンブラーということ。(この理由はかなり大きい)
- アニメ上でAはドフトエフスキーを勧誘することから、ドフトエフスキーと関わりのある人物であるということ。
- A(エース)は多額を上納しポート・マフィアの幹部となる。原作のアレクセイは勝負で大勝しマドモアゼル・ブランシュの誘惑に乗り一緒に生活を始めるというところを置き換えられるのではないかということ。
- A(エース)はドフトエフスキーとの賭けで身を滅ぼす。原作のアレクセイはルーレット三昧の生活で身を滅ぼしていくというところがリンクしているということ。
- また、異能力『宝石王の乱心』は自ら進んでAの持つ首輪を身につけた者の寿命を同価値の宝石に変換することができるというもの。アレクセイ自身が自ら進んでポリーナという女性の奴隷となり、彼女の為なら自らの命も惜しまない=宝石並の価値があるというところからこの異能が生まれたのではないかと推測。実際アレクセイは、ポリーナに恋焦がれ心酔するあまり、彼自身が「彼女のためなら何でもする、命じられたら塔から飛び込んで死ぬこともできる」と発言するほど。また、アレクセイはポリーナに頼まれ彼女の宝石を質に入れてルーレットに挑み全額を使い果たしてしまうといった場面やポリーナへの忠誠を証明するため彼は命令に応え、通りがかった男爵夫妻をからかうといった場面があるほど彼女に心酔しているんですね、まさに『宝石王の乱心』。心がみだれくるっていますね......
こういったところから、
フョードル・ドストエフスキーの長編小説『賭博者』(とばくしゃ)に登場するアレクセイ・イワーノヴィチなのではないかと推測されます。
また何か発見があれば随時追加していきたいと思います。
あくまで、個人の趣味と推測なので一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。又、「こうゆう風に考察できるのでは?!」といったコメント等大歓迎です。また次回お会いしましょう。