あなたの内側、奥深いところで
ひっそりとその姿を隠している「深い悲しみ」
あなたでさえ、
その存在がいつからそこにいるのか、気づかない
それは静かに、そして少しずつ
あなたを悲しみのベールで覆い始める。
突然やってくる恐れや悲しみ、
ついていけない、流れにのれない、
ひとり取り残される孤独感。
運命はなぜ自分をこんなにも不当に扱うのか、
なぜ自分だけが…許せない思い、
ぶつけることのできない怒りがこみ上げるとき、
あなたは自ら光に背を向け、
暗闇の中へとひとり歩き出す。
何も見えない…のではなく、
何も見たくないということを
何も聞こえない…のではなく、
何も聞きたくないということを
自らの意志で選択している。
そのことに気づいて欲しい。
呼応、あなたの内側にあるものが、
あなたの今の現実を
引き寄せていることに気づいて欲しい。
そしてその目を見開いて、心で感じて欲しい、
その深い悲しみの本当の姿を。
暗闇に光が差し込む瞬間、
あなたの気づきがもたらされる瞬間
悲しみは、もはや悲しみではなくなる。
慈しむ心が芽生え慈愛の花を咲かせるだろう。
すべてはうまくいっている、
あなたの体験のどれもが
あなたのためにあることを忘れないで欲しい。
もう苦しむことはない・・・と
あなたの内側、沈黙のスペースに
そんな言葉がこだましています。
苦しみは、私たちに刺激を与え
そして感覚を麻痺させる、
それが知らぬ間に浸透しいつの間にか、
なくてはならない刺激へと変わる。
手に入らないものを欲しがる、
欲しくないものを手にする、
欲しいのか欲しくないのかわからない、
そんな状況を作り出しているのです。
今、あなたには、
すべては自分にある、ことに気づく
そんな機会が訪れています。
ただ、気がつかなかった、それだけなのです。
あなたが気づくためのあらゆる現象が起きている、
ただそれだけなのです。
そうすべては
「あなた」のために起きているのです。
そう、もう苦しむことはないのです。
「思いやり」の種が今、
あなたの内なるオアシスに蒔かれはじめています。
光が増せば増す程に、
これまで見ぬ振りをしていた影の部分が
あなたを再び苦しませることもあるでしょう、
そんな時は、ただそのあるがままを
「思いやり」で抱きしめて欲しいのです。
どんなあなたも、とてもとても大切なのです。
自分自身を思いやり愛すること、
それは自然に育まれていくでしょう。
ギアをニュートラルに戻す、
今はそんな時のようです。
