聖徳太子は
「2020年に世の中の全てがひっくり返る
と予言しているが、
インカ族の末裔ケロ族も、現代を
「パチャクティ(全てがひっくり返る)時代」
と呼んでいる。
つまり、反転ポイントである。


エハン氏は次のように述べている。

「これから起きるカタストロフ的なことは、我々の心の反映に過ぎない。
外の世界も内なる世界もない。
つまり外で起きるカタストロフによって、内なる世界が影響を受けるのではなく、

内なる世界によって
外の世界が影響されるということである。
最後の世界がどうなるかは、
我々の理解の仕方次第なのである」


『日月神示』やサイババも語っている通り、時代の節目に人災、地災、天災といった「三災」が連続して起こるのは、人間の心と相互に関係しているからなのだ。
政木和三氏はフーチパターンという、磁石を利用した人間性測定器を発明し、次のように述べている。

「地球磁場の変動は何によって起きるのか。
人間性の測定が磁石によってなされるとすれば、磁石と人間の生命体には何らかの関係があるのではないだろうか。
関係があるとすれば、現在の人間の自分さえ良ければという思想によって、数億もの人間の不平不満、傲慢、妬み、そしり、横暴などによる生命体エネルギー、精神エネルギーの心の乱れがこの世に充満し、大きなエネルギーとなり、地球磁場の可能性も出てくる。
もしそうだとすれば、

人間ひとりひとりの心の持ち方によって、
天変地異も起こることになるのではないだろうか。
我々ひとりひとりが和の心を持ち、
歪んだ生命体エネルギー、精神エネルギーを
外部に出さないようにしなければならないのである」

中略*

アリオンはいう。


「この先、目を奪われる事多くあれど、
安き心もて諸事に当たれよ」

「さて、時は熟してきた。
破壊を恐れるな、
真の破壊には創造が必ずセットされているからだ」

「始まりの鼓動は
痛みを伴うものだということを忘れないように」

「始まりは終わりと似ている…
終わりだと勘違いする事の無い様に


『日月神示』には次のように示されている。

「富士は何時爆発するのざ、
何処へ逃げたら助かるのぞと云う心我れよしぞ。
何処に居ても救ふ者は救ふと申してあろうが。
悪き待つキは悪魔のキざぞ」

「一日に十万の人死ぬとき来たぞ、
世界中の事ざから、
気を大きく持ちてゐて呉れよ」

天変地異や戦争などが多発しても目を奪われず、安心して気を大きく持つように……とのことだが、
全てが『結果』であることが理解できれば、
素直に受け入れる勇気が湧いてくるだろう。
逆に言えば、
恐怖心を捨てなければならないということである。

「あなた方の間には何ひとつ恐怖がないようにせよ。
準備した者たちはその光が現れる時に引き上げられ、これらの体を離れ去るであろう。
自らを引き上げつつ、彼らは光のようになり、自らの一部であるあの光に磁石のように吸い寄せられていく」
(ポール・ソロモン)

「ピンチになると、ひとりひとりは恐怖やパニックにコントロールされてしまいます。
しかしその状態にとどまっていては、人間は次に進めません。

人はピンチになれば火事場の馬鹿力が出ますよね。
潜在している能力が開き、
助け合い、協力して乗り越えようとする。
それが結果的に、
私たちの多くを高い次元へと導くことと
なるのではないのではないでしょうか。

人類全体の意識が、平和や愛に満ちた高い次元に進むために必要なこと、と言い換えることもできるでしょう」
(エハン・デラヴィ)

努力によって恐怖を克服することは凡人にはなかなかできないが、
「肯定」することによって「勇気」が湧き、
「恐怖」が消滅するのだ。

中略*

この勇気がなければ人間は行き詰まり、エントロピーの法則で破滅に向かうとされている。
この本には、勇気の偉大さの例として、マハトマ・ガンジーやネルソン・マンデラなど、個人で権力に立ち向かって勝利した人物のことが書かれている。
エハン氏は、
「勇気が湧いてくると、
アセンションのスパイラルに入ることができ、
人間はどんどん進化する可能性が高まっていく」
と述べている。

だが、努力によって勇気が湧いてくる訳ではない。

実は、この「勇気」の感情が「肯定」なのだ。

では、意識マップの「パワー」領域を見てみよう。

勇気(肯定)=200
中立(信頼)=250
意欲(楽天的)=310
受容(許し)=350
理性(理解)=400
愛(崇敬)=500
喜び(静穏)=540
平和(至福)=600
悟り(表現不可)=700~1000



天地の波に乗ればよいのぢゃ、
楽し楽しで大峠越せるぞ」
(日月神示)

「悟りとは聖者になることではなく、
マインド(思考)から自由になって、
今を楽しむということだった」
(カルキ)


マインドから自由になることが悟りというのは、「自我の消滅=意識進化」という事である。
つまり、「実相は完全円満」であることを悟ることが「肯定」であり、「自我の消滅」に繋がり、それが「楽しみ」に通じ、「恐怖」は自然消滅するということだ。
何故なら、恐怖は実在ではなく、自我意識の影だからである。
そして「肯定」ということは、
フォースを否定して、
「善」的な道徳や戒律に縛られる事とは異なる。

中略*

日月神示にも、こう示されている。


「神から出た教えなら、
他の教えとも協力して共に進まねばならん。
教派や教義に囚われるのは邪の教え」


全人類の意識レベルの平均値は203だが、最近の日本人の意識レベルの平均値は620で、世界的に高レベルだという。
知花氏がシャンバラ本部で見たという「意識のランプ」は、日本人のコーナーは全体的に暗かったと言っているので、日本人の意識改革が進んでいることが分かる。

『日月神示』には次のようにある。

「岩戸ひらきとはこのことであるぞ、少し位は人民つらいであろうなれど、勇んでやりて下されよ」

「小さい事、大きい事、皆それぞれに御役勇んで仕へまつれよ」

「縁ある人は勇んで行けるのぢゃ」

「因縁のある身魂はこの神示みれば心勇んでくるぞ。
一人で七人ずつ道伝えてくれよ。
その御用がまず初めの御用ぞ。
この神示どおり伝えてくれればよいのぞ。
自分ごころで説くと間違うぞ。
神示どおりに知らしてくれよ」


但し、一言で「勇気」と言ってしまうと語弊がある。
多くは、恐怖の裏返しの勇気であり、本当の勇気には肯定が伴っていなければいけないのだ。
「勇気」とは何か……アリオンのメッセージを、もう一度読み直して頂きたい。


「ようやく曙光が見えたと思ったら、
嵐の前触れである大きな黒雲があるだろう。
しかし、勇気ある者たちよ、
怯んではならない」