「絆」は「呪縛」でもある


予告を観た時から
ずっと観たいと想っていた映画

ようやく今宵、
母と一緒に観られました。


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INTRODUCTION


日本では、65歳以上の高齢者が人口の3割近くを占め、介護を巡る事件は後を絶たない。この問題に鋭く切り込んだ葉真中顕の第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」、「そして、バトンは渡された」の前田哲監督が映画化。

介護士でありながら、42人を殺めた殺人犯・斯波宗典に松山ケンイチ。その彼を裁こうとする検事・大友秀美に長澤まさみ。社会に絶望し、自らの信念に従って犯行を重ねる斯波と、法の名のもとに斯波を追い詰める大友の、互いの正義をかけた緊迫のバトルが繰り広げられる。

他に鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、藤田弓子、柄本明といった実力派俳優が出演。現代社会に、家族のあり方と人の尊厳の意味を問いかける、衝撃の感動作だ!







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お母ちゃんに
イコイコ( *´ω)/(´A`。)アゥゥ
してもらった

この時のことが、想い浮かびました。




* この記事は、
2012年12月22日に更新した記事です。*



病院からの帰り道

雨に濡れる道を
泣きながら運転して帰って来ました

家に戻ってからは泣かないようにと
車の中で
流れるままに思いっきり泣いたつもりでした


心配している両親に
お帰りと迎えられ
どのようなことをしてきたのかを
淡々と話し始めました

両親の顔を見ることは出来なくても
涙を流すことなく
ダンナさまが叫んでいた様子まで話終えました


が…

一瞬の沈黙があり…


「 可哀想だったよー! 」と
子どものようにわんわんと
大きな声で泣き始めてしまいました

そんな私を母が抱きしめ
ごめんねと私に謝りました

「 いつもいつも
家族のことを
一人でやらせてごめんね 」


はっとしました

決して母に対して言ったつもりはなかったのですが

ダンナさまが事故に遭い
高次脳機能障がいになってから
介護も訴訟も何もかも
ずっと一人で現場に対応してきた私

いつもいつも淋しかったのです

そしていつしか口癖のように
"いつも私は一人でやってきた"と
口にするようになっていたのです


その言葉が
母を傷つけていました


足を引きずりながらも
いつも元気な笑顔で家族を支えてくれている母

父の介護もあり
現場に来ることは出来なかったけれど
家のことを母が支えてくれているからこそ
私は今も
現場で頑張れるのです


「 嫌な役を
一人でよく頑張ってきたね 」

私の頭をいい子いい子しながら
母がほめてくれました


お母さん
ごめんね
気づかぬうちに
お母さんを傷つけてしまってごめんね

お母さんがいつも
家にいてくれたからこそ
私は現場で頑張ってこれたんだよ

ありがとう、お母さん
たくさんたくさんありがとう

小さな子どもを抱きしめるように
今の私を抱きしめてくれてありがとう

愛してるよ、お母さん
お母さんの子として
産んでくれてありがとう