「ウルトラマンシリーズ」の中にあって、一番涙姿が心に沁みる男…
毒蝮三太夫
先日、チラッと触れたウルトラセブン第24話「北へ還れ!」では母を想う心を涙で伝え…(セブンではフルハシ隊員)
今日はウルトラマン、科学特捜隊アラシ隊員が見せてくれる「男の涙」をご紹介します…
「ウルトラマン・第36話~射つな!アラシ」
登場する「変身怪獣ザラガス」は正に“変身”
姿形を変身させるのではなく、攻撃を繰り返す度に脱皮を繰り返し、より強力凶暴に“変身”する…
もはや科学特捜隊の兵器では、ザラガスをバワーアップさせるのみ…
ザラガスの武器は6千万カンデラと云う殺人的な発光
ついに…科学特捜隊本部はザラガスのバワーアップを恐れて…
「ザラガスに一切の攻撃を禁止する」
と云う命令を下します
アラシ隊員の得意技は射撃
(これまでのザラガスのバワーアップは全て俺のせいなのか)
アラシ「じゃあ、黙って見てろというんですかっ」
ムラマツ隊長「お前たちの気持ちは分かるしかし、これは命令だっ」
そこへザラガスが居座る児童館に子供達が取り残されていると通報が…
ムラマツ「アラシ子供達の救出が優先だ絶対にザラガスに攻撃してはならん」
現場に急行するアラシとハヤタ…
ザラガス…児童館脇で寝ています…
怪光線によって気絶している子供達を抱いて脱出するアラシとハヤタ
目を覚ましたザラガス
ザラガスの怪光線によって倒れて気を失うハヤタと子供達
迫り来るザラガス
新兵器「QXガン」を構えるアラシ
しかし…アラシの脳裏にムラマツ隊長の言葉がこだまする…
「絶対にザラガスを攻撃してはならない」
自問自答するアラシの目には、倒れたハヤタ達…迫り来るザラガス
QXガンのトリガーを引く指が震える…額を流れる汗…
「隊長許して下さい撃ちます」
結果…ハヤタと子供達を救出する事はできたが…
アラシは命令違反を犯した事になる…
ムラマツ「アラシ…お前の科学特捜隊の権限を剥奪する…」
苦汁の審判を下すムラマツ隊長…
イデ「隊長それはあまりにも…」
ムラマツ「分かっているしかし、これは命令だ」
隊長はアラシのバッヂを外します…
ザラガスはより凶暴化して東京の街を破壊している…
ハヤタと子供達が収容されている病院の部屋…皆、目には痛々しい包帯が…
苦悶の顔で現れるアラシ…
ハヤタ「アラシか?…」
無言のアラシ…
子供達「怪獣は科学特捜隊が倒してくれたよね」
「僕達の目は見えるようになるよね」
無言のアラシの拳が震える…
部屋を飛び出すアラシ
ハヤタ「アラシ~」
隊員権限を剥奪されたアラシの操縦するジェットビートルが
ムラマツ「やめろアラシ」
アラシ「無茶は承知ですでももう隊員じゃないから命令は聞きません」
そんなアラシにフジ隊員の一言が…
「無茶は愚か者のする事よ」
震えるアラシ…
攻撃しようとした手が止まる…
看護婦の制止を振り切って階段を駆け上る目の見えないハヤタ…
「アラシは…アラシは俺達を救ってくれたんだぁ~」
病院の屋上で光るフラッシュビーム
危機一髪のアラシを救うウルトラマン
目が見えないながらに食い下がるウルトラマン
なんと、ザラガスは高圧電線の鉄柱を引き抜き、ゆっくりとウルトラマンの背後に…
アラシの一撃が火を吹く
ザラガスの手元が爆発する
振り向き様にスペシウム光線が炸裂
沈むザラガス…
カラータイマーが鳴り響く…
~科学特捜隊基地~
アラシ「隊長…」
ムラマツ「何も言うな」
そっとバッヂを胸に付けてやります…(カッコイイ)
ムラマツ「アラシ…科学特捜隊の誓い第4条、自分の納得するまで繰り返してみろ」
アラシ「はいっ科学特捜隊隊員は、いかなる場合といえども命令を守り、自分に与えられた責任を守ります…科学特捜隊隊員は…」
何度も誓いを復唱するアラシの目に、汗に混じった涙があふれ出てくるのでした…
このアラシの涙は…己の不甲斐なさと、それを承知で受け入れてくれる隊長や仲間達への感謝の涙なのでした…
物語は次第にクシャクシャになってゆくアラシの顔を映しながら終わります…
この涙をみて、現代の子供達や親達は何を感じるのだろう…
「責任」や「任務」を「自己主張」や「パーソナリティ」と履き違えて勘違いしている人間が多くなった現代社会にこそ、アラシ隊員の…毒蝮三太夫の涙をぶつけたい…
アラシよ毒蝮三太夫よ…ウルトラマンよ円谷プロよ…
ありがとう
毒蝮三太夫
先日、チラッと触れたウルトラセブン第24話「北へ還れ!」では母を想う心を涙で伝え…(セブンではフルハシ隊員)
今日はウルトラマン、科学特捜隊アラシ隊員が見せてくれる「男の涙」をご紹介します…
「ウルトラマン・第36話~射つな!アラシ」
登場する「変身怪獣ザラガス」は正に“変身”
姿形を変身させるのではなく、攻撃を繰り返す度に脱皮を繰り返し、より強力凶暴に“変身”する…
もはや科学特捜隊の兵器では、ザラガスをバワーアップさせるのみ…
ザラガスの武器は6千万カンデラと云う殺人的な発光
ついに…科学特捜隊本部はザラガスのバワーアップを恐れて…
「ザラガスに一切の攻撃を禁止する」
と云う命令を下します
アラシ隊員の得意技は射撃
(これまでのザラガスのバワーアップは全て俺のせいなのか)
アラシ「じゃあ、黙って見てろというんですかっ」
ムラマツ隊長「お前たちの気持ちは分かるしかし、これは命令だっ」
そこへザラガスが居座る児童館に子供達が取り残されていると通報が…
ムラマツ「アラシ子供達の救出が優先だ絶対にザラガスに攻撃してはならん」
現場に急行するアラシとハヤタ…
ザラガス…児童館脇で寝ています…
怪光線によって気絶している子供達を抱いて脱出するアラシとハヤタ
目を覚ましたザラガス
ザラガスの怪光線によって倒れて気を失うハヤタと子供達
迫り来るザラガス
新兵器「QXガン」を構えるアラシ
しかし…アラシの脳裏にムラマツ隊長の言葉がこだまする…
「絶対にザラガスを攻撃してはならない」
自問自答するアラシの目には、倒れたハヤタ達…迫り来るザラガス
QXガンのトリガーを引く指が震える…額を流れる汗…
「隊長許して下さい撃ちます」
結果…ハヤタと子供達を救出する事はできたが…
アラシは命令違反を犯した事になる…
ムラマツ「アラシ…お前の科学特捜隊の権限を剥奪する…」
苦汁の審判を下すムラマツ隊長…
イデ「隊長それはあまりにも…」
ムラマツ「分かっているしかし、これは命令だ」
隊長はアラシのバッヂを外します…
ザラガスはより凶暴化して東京の街を破壊している…
ハヤタと子供達が収容されている病院の部屋…皆、目には痛々しい包帯が…
苦悶の顔で現れるアラシ…
ハヤタ「アラシか?…」
無言のアラシ…
子供達「怪獣は科学特捜隊が倒してくれたよね」
「僕達の目は見えるようになるよね」
無言のアラシの拳が震える…
部屋を飛び出すアラシ
ハヤタ「アラシ~」
隊員権限を剥奪されたアラシの操縦するジェットビートルが
ムラマツ「やめろアラシ」
アラシ「無茶は承知ですでももう隊員じゃないから命令は聞きません」
そんなアラシにフジ隊員の一言が…
「無茶は愚か者のする事よ」
震えるアラシ…
攻撃しようとした手が止まる…
看護婦の制止を振り切って階段を駆け上る目の見えないハヤタ…
「アラシは…アラシは俺達を救ってくれたんだぁ~」
病院の屋上で光るフラッシュビーム
危機一髪のアラシを救うウルトラマン
目が見えないながらに食い下がるウルトラマン
なんと、ザラガスは高圧電線の鉄柱を引き抜き、ゆっくりとウルトラマンの背後に…
アラシの一撃が火を吹く
ザラガスの手元が爆発する
振り向き様にスペシウム光線が炸裂
沈むザラガス…
カラータイマーが鳴り響く…
~科学特捜隊基地~
アラシ「隊長…」
ムラマツ「何も言うな」
そっとバッヂを胸に付けてやります…(カッコイイ)
ムラマツ「アラシ…科学特捜隊の誓い第4条、自分の納得するまで繰り返してみろ」
アラシ「はいっ科学特捜隊隊員は、いかなる場合といえども命令を守り、自分に与えられた責任を守ります…科学特捜隊隊員は…」
何度も誓いを復唱するアラシの目に、汗に混じった涙があふれ出てくるのでした…
このアラシの涙は…己の不甲斐なさと、それを承知で受け入れてくれる隊長や仲間達への感謝の涙なのでした…
物語は次第にクシャクシャになってゆくアラシの顔を映しながら終わります…
この涙をみて、現代の子供達や親達は何を感じるのだろう…
「責任」や「任務」を「自己主張」や「パーソナリティ」と履き違えて勘違いしている人間が多くなった現代社会にこそ、アラシ隊員の…毒蝮三太夫の涙をぶつけたい…
アラシよ毒蝮三太夫よ…ウルトラマンよ円谷プロよ…
ありがとう