ZAZは“ユマニテ”のために歌った(2)―ZAZライブ@恵比寿ガーデン・ホール | TAKUのブログ

TAKUのブログ

観た、読んだ、走った



<オヤジ集合!>


昨日は“シャンソンの伝道師”ことユトリロさんをリーダー格に、オヤジ4人で観に行った。なんと私が最年少である!しかし、会場に入って周囲を見回すと若い人も多くて、一安心。

さすがZAZ!

・・・って、日本でもあれだけCDが売れているのだから、ライブ会場がこんなオヤジだらけのわけはないが(笑)。

※ちなみに終演後、日本シャンソン館の羽鳥館長にお会いした。ユトリロさんと顔を合わせ一瞬目を輝かせた羽鳥氏だったが、他にオヤジが3人もいるのを見て、途端に表情を曇らせていた(苦笑)。


<興奮のライブ>


さて、肝心のライブである。

昨夜のバックスは、フランスから連れて来たミュージシャン5人(ギター、ウッド・ベース、ドラムス、アコーディオン&ピアノ、トランペット)に日本人のサポート・ミュージシャン3人(ギター、キーボード、サックス)が加わるというリッチな布陣。

たった1時間の“ショウケース”ということで「バックは最悪カラオケか」とすら思っていたのだが、まったくの危憂。素晴らしい演奏だった。


そしてZAZ。

黒のミニのドレスに身を包んだ彼女は大人の色香。3年前、はじめてライブを観た時はまだ少女っぽさが残っていて、“妖精”という表現がぴったりくる佇まいであったが。この3年間、スターに駆け上がる過程で大きな成長を遂げたのだろう。私は彼女がステージに姿を見せた瞬間にメロメロになってしまった。


昨夜のセット・リストは、ライブの直後ですら(いや真っ最中ですら)わからなくなってしまっていたのだが(苦笑)、大体は以下のとおり。


(偽)セット・リスト

※昨夜の模様はJ-WAVEでオンエアーされるそうだから、“正しい”セット・リストが判明するまでの心覚えとして記す。


・「いつものパリ」・・・やはり1曲目はこれ!

彼女が歌い出した瞬間、「あ~、これなんだよ!」と激しい快感が身内を走り抜けた。忘れていたエクスタシー。シビレた!

・「パリの空の下」・・・この曲をあそこまで“ソウルフル”に歌うのはZAZとアシュカだけ。凄い!

・「パリ野郎」・・・ほとんどラップに近い編曲。声の“ノリ”が素晴らしい。

・「コム・シ、コム・サ(まあ なんとかね)」・・・セカンド・アルバム『ZAZ~私のうた』からのチョイス。日本のライブでは初披露。ここでユトリロさんと「やっぱり、オリジナルがいいね」のやりとり。


ここからは、かなり記憶があやふやだが・・・「パリジェンヌ」「私の心のパリ」「パリ」「パリの午後」「二つの愛」を歌ったはず(?“偽の記憶”“(記憶の)捏造”の可能性もあり)。

ZAZがトランペットと掛け合いで素晴らしい“ノド”を聞かせたのは、どの曲だっただろう。かつてミッシェル・ポルナレフは“声による「トランペット」(の音の再現)”を実にスキャンダラスに演じてみせたけれど、ZAZは同じことをごく自然体の“ノリ”でやってしまう。凄まじいまでのテクニックだ。

※なお、彼女は古い歌の歌詞が覚えられないのか、時にカンペを見ながら歌うのはご愛敬。


・「モンマルトルの丘」・・・椅子に腰かけ、「イッツ・ア・ポエトリー」という“マクラ”の後、歌い始める。そのとおり詩的で美しい名唱!

・「私の欲しいもの」・・・ここで観客を総立ちにさせた次第は上述したとおり。

ここから先は怒涛の展開!

・「バラ色の人生」・・・これがなくっちゃね!でも、これをここで演るってことは、アンコールはやっぱり「オー・シャンゼリゼ」?

・「行こう!」・・・セカンド・アルバムの先行シングルにして冒頭曲。これまた本邦初披露。改めて生で聴くと、ライブを盛り上げるにはもってこいの楽曲だということがよくわかる。


ここまでで、ライブは一旦終了。


<暗いアンコール>


「この展開だとアンコールは「オー・シャンゼリゼ」以外ありえないね」と、ユトリロさんと話していた。

ところが実際はそうならなかったことについては、(1)に記したとおり。

「洗いながして」(これもセカンド・アルバム収録作)そしてZAZお気に入りのピアフ・ナンバー「私の街で」。

この後「オー・シャンゼリゼ」・・・と思いきや、ここでライブは終了。



ここでこの選曲、しかもそれをスタンディングで聴くのは辛かった。

正直、“ありえない”展開だろう。

だから、そのことをずっと考えていた。

そして(1)に記したのが、私なりの結論。

・・・いや妄想か?!

それならそれで構わない。



いま、ZAZへの愛情はより一層深まっている。