日本映画史上に残る 2000年以降の映画 ①
フラガール(2006年)
蒼井優は、時に脇に回りながら、時にかなり難しい役にもチャレンジしながら、力を貯めていたんだよ!
そして、昨年晴れて主演賞を勝ち取ったんだね。見る目がなく反省(・_・;
この先、多くの作品で輝くだろう彼女だが、本作の輝きはずっと消えない!
まさにスター誕生の映画!
作り方によっては、御涙頂戴で鳥肌?ドキュメンタリー【バラエティ番組の再現Vみたいな】になるるところを、
見事な「劇映画」に仕上げた監督の力量!
全編気持ちよく観ることができるこの感覚は、
まるではるかぜのような爽やかさ、
ちょっとアメリカ映画的な感じもするなあ。
田舎の町再生物語なんだけど、素人の少女たちに託さなければならないという
元炭鉱の厳しい現実がバックボーンとして、効いているんだけど、さりとて深刻過ぎず、
さりとて軽すぎに観せてくれた。
富司純子の母、ホントに娘のことを心底思い、ここぞ!という時の
全力サポート!【ラスト近くの訴えは泣けた〜】
兄の豊川悦司、彼のこーゆあまり多くないけど、すごく合ってる!
いつもの感じの岸部一徳など脇もいいんだけど、
もう一回言うけど、何と言っても、蒼井優!
彼女の最高演技!芋っぽい女の子がフラガールに成長。
ラストのソロは、まさに「スター誕生!」の瞬間!
その後の本物のフラガールの運命とも合わさって、歴史に残る一本となった!