”リストカット”と聞くと、なんだか自分とは無関係な
特別なことのように感じるかもしれません。
けれど実は、多くの人が、日常の中で同じようなことを無意識にやっています。
たとえば、甘いものを止まらなくなるほど
食べてしまったり、
夜中に大量に食べてしまったり、
やめたいと思っているのに
タバコを吸ってしまったり。
こういう行動の裏には、
「本当は何かから逃げたい」
という気持ちが隠れていることがとても多いのです。
そして困ったことに、その行動を、
「やめなきゃ」
「ダメなこと」と、
思えば思うほど、私たちは余計に
その行動に引っ張られてしまいます。
押さえつけようとすると、逆にその欲求は強くなる。
心ってそういうふうにできているんですね。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか。
大切なのは、
「なぜ自分がそうしたくなるのか」を、行動の前に感じていた気持ちから
丁寧に見ていくことです。
甘いものが無性に食べたくなったとき、
本当は寂しかったのかもしれません。
誰かにわかってほしかったのかもしれません。
自分の中に押し込めてきた思いが、
行動として表れているだけなんです。
だからこそ、行動そのものを否定するのではなく、
自分がそうしたくなる「前の気持ち」に
目を向けてあげる。
そこにちゃんと気づいていくことで、
少しずつ緩んでいきます。
日記を書くのもおすすめです。
私たちが本当に向き合うべきなのは、
「やってしまった自分」ではなく、
「そうしたくなった時の自分の気持ち」です。
やめたいのにやめられないことで苦しんでいる人は、
自分の中の葛藤に目を向けてみる。
まずは、自分を責めるのをやめて、
「よくここまで頑張ってきたね」と
声をかけてあげることから、始めてみてください。