港の帰り、歩き疲れて暖簾をくぐった
NHK横浜放送局にほど近いビル街に構えた、目立たない蕎麦屋
昼飯時を過ぎてるにも関わらず、奥にはずらーり箸をたぐるお客さんが……
しっかり出汁を取り、カエシと旨くブレンドした蕎麦ツユの何とも甘い香りに心とろけそうになった
関東焚きの濃い口でなければ、僕は生きていけない
関西より西へ、食の旅をすることも、
男女の出逢いもほとんどなかった
舌の感覚は運命的
割に僕って男は、世間が狭い
味の偏りも、そんなことから来てるような気がする

同じ値段だから、と「富士山盛り」を注文してみた
賎しさ丸出し
育ちの良くない男は、何時如何なる場合でも、大盛りでなければ不安になる
悲しいサガだ

でも、この日は行ける自信があった
しかし、………………

教訓
1.美味しいモノはゆっくり味わう
1.大好きだからと欲張らない
1.そのあとのことをよく考える
1.周りの目も意識する年頃
1.食べ物粗末にすると、彼女に嫌われる