今日からこのブログに歌詞解説をしていこうと思う!
まずはこの曲!!



千年恋歌-五月雨-

クレヨンしんちゃんの映画「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を観て作った曲。

しんちゃんがタイムスリップした先の戦国時代、又兵衛という侍は廉姫というお姫様が好きなんだ。
けれど身分が違うから許されない恋。
二人は両想いなのに、お互いを好きだとすら言えない。
こんな時代じゃなければ二人は恋人同士になれたのに…

周りにバレないように、又兵衛と廉姫はこっそり二人だけの秘密の場所でいつも会っていた。(これは妄想笑)
ついに戦に出る前日、あの場所で二人が最後に会える夜……っていうのをイメージして詩を書いたよ。

「自分は戦で死ぬかもしれない。けれど君が好きだよ。生まれ変わっても来世で会おうね」って、又兵衛は言いたかったかな?って。

結局又兵衛は命を落としてしまうんだけれど、映画最後のシーンで廉姫があの場所で空を仰いで「おい、青空侍」って言うんだ。
それが忘れられなくて、ラストのサビは「春風、揺れる青空(そら)の下」と、あえて「青空」って漢字を使っているよ。映画のラストと曲のラストを重ねてみてね。


又兵衛はその身が消えても、青空の下、春風になって廉姫をいつも強く抱きしめてる。だから泣かないで。君のために生まれ変わるから。そしてどこにいても君を探すから。

こんな感じで、映画では描かれなかった又兵衛の気持ちや又兵衛死後の廉姫の未来に自分なりに「こうだったらいいな」って結末ををつけました。

又兵衛と廉姫が来世では結ばれてたらいいなっていう俺自身の望みを曲にしました。

映画と一緒に聴いてみてね。


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春風、霞む月の下
君に約束した
泣かないで咲いて
君の声で 僕は今、強くなれるから

五月雨注ぐ朝、少し涙を堪えて
「此処へいつか帰れたら」
そんな夢を一人想うよ

この恋を嘘と云うなら
許されない運命ならば
忘れないでいて。流れる時の果て
君の元へ還れる

春風、霞む月の下
最後、君に触れた
貫いて、咲いて
君がいれば、何度でも立ち上がれるから

五月雨注ぐまま、少し思いを委ねて
こんな時代じゃなかったら
君に好きと云えたのだろう
この身が朽ちる運命なら
この想いも消え行くなら
忘れないでいて。同じ空見上げて
僕の想い繋がる

春風、霞む月の下
君が笑いかけた
愛しくて、泣いて
たとえ遠く、離れても君を想うから

桜吹雪の空の下
君の手をほどいた
泣かないで、聞いて
時の果てで 二人永遠に愛せるから

春風、揺れる青空の下
君を強く抱いた
泣かないで、咲いて
どこに居てもきっとまた君を探すから
「君の為に、僕は今生まれ変わるから」