戻ってこない事が辛くて悲しくて誰もいない家で食パンをイッキに1袋食べた。食べる事で辛さがなくなるから。食べ物でさみしさや辛さを忘れさせていったおかげでどんどん太っていった。数日がたち、学校から家に帰ると珍しく母がいた。母が500玉が減ってるんだけどしらない?と言われもう、正直に言うしかないと思い、盗んで皆にあげていた事を伝えた。

母は学校にその事を伝えると、リーダーのお宅や仲間の親から謝罪され、お金を少し返してもらったみたいだった。


その後学校に行くとリーダーからお前のせいだ。と怒鳴られ2度と遊ぶ中には入れてくれなかった。私の学校は田舎で1クラスしかない少人数の学校。私はいつも学校の人に笑われていた。嫌な事もたくさん言われた。だから、自分を否定するようになり、自分の思いを誰にも、しゃべる事もしなくなった。そんな時、近所に誰にも飼われていない犬が私を救ってくれた。近所の皆に可愛がられ、愛されていた不思議なメス犬。メス犬なのに名前はなぜかシュウタロウ。誰がつけたのか?わからないが、こんな私でも毎日、私の所に来てくれ側にいてくれた。学校終わるとシュウタロウと過ごす毎日が幸せだった。