除菌ができるジョイでおなじみのP&G社の台所用洗剤ジョ○。
まな板やスポンジの除菌ができちゃうというすぐれもの。
な、なんと、99.9%除菌というのがうたい文句になっています。
おいしい話にはウラがある!
というわけで、今日はジョ○のウラを暴きましょう。
まず、CMは嘘をつくことができません。
詐欺罪に問われますから。
嘘をつかないために、CMがよくとる手法は「ごまかし」です。
例えばお風呂のカビを取る洗剤のCM。
あたかもカビが根こそぎ消えたようなCMですが、よ~く見てください。
実はカビの色が消えているだけで、カビ自体は消えていません。
つまり、カビをやっつけたのではなく、カビを漂白して目立たなくしているだけなのです。
では、ジョ○はどのようなごまかしをしているのでしょうか。
(1)除菌
「殺菌」ではありません。
「殺菌」という表示は薬事法に触れるらしいです。
「除菌」という表記をするにはある一定の条件をクリアすることが求められます。
「除菌」の定義は、「対象物から増殖可能な細菌数を有効量減少させること」だそうです。
有効量とは何ぞや?
ざっくり言うと、いつもの1/100
ほんの少し詳しく言うと、何かに洗剤をまんべんなくかけて18時間置いたときに、何もしなかったものと比べて細菌数が1/100ならよしってこと。
(2)99.9%
100%ではないことを信用に足る根拠としようとしていることが読み取れます。
まず(1)の除菌の条件をクリアしている時点で99%は当然なのです。
そして99.9%ということは、0.1%の菌は残るということです。
菌というものは繁殖するものです。
例え0.1%でも残っていれば、数時間後には除菌前と同じ状態になっていると言えるのではないでしょうか。
このことについては、ざっくりと検証。
食中毒の原因となり、比較的早く増殖する大腸菌で検証します。
細菌は2分裂です。
大腸菌の世代時間(1つの細菌が分裂する時間)は15分程度です。
細菌の増殖曲線というものがあり、世代時間は一定ではないのですが、面倒なのでここでは省略します。
ジョ○によってスポンジについていた1000の大腸菌が1に減らされました。
これが元の数に戻るまでにかかる時間はおよそ150分。
つまり、たったの2時間半です。(え~!自分でもびっくり)
(3)使用量
こまめに除菌をするとすれば、全くしないよりはましなはずです。(必要以上の菌の増殖を防げるってことですから。)
ここで、P&G社のHPを覗いてみることにしました。
あまり詳しくは書かれていないのですが、どうやら「毎日」除菌をすることが前提となっているようです。
なるほど、毎日除菌すればそれなりの効果はあるでしょう。
ところが、P&G社のHPが推奨する除菌の仕方を実践するには、まな板とスポンジとふきんにそれぞれ8mlずつの洗剤が必要です。
ジョイは250mlの商品。
毎日まな板、スポンジ、ふきんを除菌するとすると、たったの10日で使い終えてしまうことになります。
たいして高価な商品ではないので、あまり気にならない人も多いかもしれません。
さて、ジョ○のウラを暴くと豪語して始まった本日の記事。
さほどウラっぽい事情は出てきませんでした 笑
きちんと使用方法を守れば(8mlずつ毎日除菌)いいみたい。
ただ、私は細菌のことに詳しくないのですが、専門の人の実験を見せてもらうと、実際は期待するほどの効果はなさそうです。(ただし一度しか実験していないので正確な結果とは言い難い)
除菌洗剤を使ったときよりも、熱湯消毒の方が効果ありそうでした。
しかも、普通の洗剤で洗って乾かしたときとあまり変わらず…
まぁ、たったの2時間半で元通りなんだから、除菌ってものが期待できるほどじゃないのは何となくわかりますけど。
細菌の増える3つの条件は、温度、栄養、水分です。
これらを少しでも断つために、せめて使用後はしっかり洗剤等で洗って乾燥させることを意識すれば家庭では十分そうです。
普通の洗剤の方が安ければ普通のを、同じ値段なら除菌効果のあるものを買えばいいんじゃないかなぁ。
わざわざ選んで買うほどではない、というのが私なりの結論でした。