●目標設定を「低く」する
高すぎる目標は先延ばしの原因になる
まず目標を下げましょう。
ポイントは、「こんなに簡単でいいのかな?」と感じる程度の目標にすること。
目標を達成できずに自信をなくすよりも、低めに設定した目標を確実に達成して自信を深めるほうが、勉強を習慣化しやすくなる
●「ルーティン化」する
ルーティン化してみては?
科学的に習慣化との相関関係が高いのは、「if-thenプランニング」。「何時になったらこれをやる」といった、簡単な約束事を決めること
つまり、条件をつけてやること。(中略)「歯磨きをしたら〇〇」「お風呂に入ったら△△」と決めておくことです。
やるべき行動と取り組むタイミング(時間・場所・状況)を具体的に決めておけば、行動が仕組み化され、考えずとも行動を起こせるようになります。つまり、モチベーションややる気に左右されることなく、行動できるのです。
●「とりあえず」行動する
“やる気” を言い訳に先延ばしにしてしまう人は多いことでしょう。しかし、体調や仕事の忙しさによって、モチベーションは日々ジェットコースターのように変化します。やる気にばかり頼っていては、いつまで経っても行動に移せない可能性も。
東京大学薬学部教授で脳研究者の池谷裕二氏は、そもそも「『やる気』自体が存在しないもの」であり、「人間は、行動を起こすから『やる気』が出てくる生き物」なのだと語ります。
“とりあえずやってみる” ことさえできれば、先延ばしにしないで行動でき、モチベーションも上げられる。
『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』の著者で、メンタルコーチの大平信孝氏も、「仮決め・仮行動でとりあえずやってみる」ようすすめています。
すぐ行動できるようになるためには、「量」→「質」という順番を意識することが大切。第一に、「行動量」を増やすこと。その後に「行動の質」を上げることがポイントです