敵を知り己を知れば百戦危うからず
孫子の兵法のひとつです。
敵を知り己を知ることが戦に負けない秘訣です。
朝、コンビニのイートインコーナーでコーヒーを飲んでいました。
図書館から借りている本を読みました。
本のタイトルは、「森田芳光組」。
2003年12月3日、キネマ旬報から出版されたそれは421ページに渡り、なかなかのボリュームを感じさせます。
監督自身が、8ミリ作品「ライブイン茅ヶ崎」からデビュー作「のようなもの」からの20作品をインタビューで振り返っています。
その他、各映画に関わったスタッフ315人の証言が含まれています。
なかなか読み進められず、何度も借り直しています。
今日は、「それから」のスタッフ証言から「そろばんずく」「悲しい色やねん」まで読みました。
仕事が始まるまでのわずかな時間しかないのでそんなには読めません。
でも監督やスタッフがどういう気持ちや狙いを持って作品に取り組んでいたのかがわかります。
スタッフの証言によるとものすごく監督が慕われていたのが伝わってきます。
森田芳光監督作品の魅力の理由を知ることができます。
自分が何に興味を持ち、何をすることが喜びなのかを知ることは、
充実した人生を送るために必要なこと。
ちなみに自分は映画が好きでより気に入った作品の監督やその作品の背景がわかるのが喜びです。
自分がまず満たされた状態であれば他人にも余裕のある対応ができるものです。
まず、自分のことを知る。
充実した人生はそこから始まります。
十人十色、人の数だけ喜びがあります。
あなたは自分自身のことがどれだけわかっていますか?
何に喜びを感じるか、知っていますか?
己を知る者は賢者である。 チョーサー
他者を知ることは知恵であり、自分自身を知ることは悟りである。 老子
森田芳光監督