恥知らず -10ページ目

恥知らず

18禁でございます…

いらっしゃいませ…
アホエロスの世界へようこそ………





《買い主さんへ


今までありがとうございました


嘘をついてごめんなさい


もうここには戻りません


愁ともちゃんとさよならします


ごめんなさい


名前、呼べなくてごめんなさい


さよなら


仁へ。


夏》




仁は膝から崩れ落ちた




こんな事なら…部屋から出さなければよかった




仁は愁に慌て電話をした




数回の呼び出し音の後…切れた




電源を落としたのか?




それでも……仁は繋がらない電話に何度もかけた




夏を返せ


いや……夏を……夏を離すなって言いたかった


夏に


ごめんって言いたかった












その頃私は……


疲れて眠ってしまった愁の寝顔を見ていた




目に焼き付けよう




今日の夢を





私は


眠る愁を見ながら手紙を書いた





そして



愁を起こさないようにキ☆スをして


そっと部屋を出た




愁にもらったワンピースを着て










目覚めた愁は夏を呼ぶ




愁『夏?……風呂?』




バスルームを覗く


居ない


バルコニーに出る


居ない




どこに行ったんだ?




そんな愁にテーブルの上の手紙が目に入る




《愁へ


ありがとう。大好き


私は愁に出会って初めて生まれてきて…生きていて良かったって思えたの

私はモノじゃなくて…1人の女の子だって思えたの


人に…大切にされる幸せを教えてくれてありがとう


でも同時に……今までしてきた事…生きてきた事が悲しくなった


やっぱり汚れてるよ


愁まで汚してしまうと思う

恋ってこんなに苦しかったんだね


人を好きになるってこんなに幸せなんだね


教えてくれてありがとう


私が居ると


愁も仁も幸せじゃなくなっちゃうよ


だから


さよなら


今度生まれ変わったら


汚れてない女の子で愁に出逢いたいなぁ


私を見付けてくれる?


ううん、私が見付けるね


また頭をくしゃくしゃっ撫でてね


ああ…私バカだからちゃんとした手紙が書けないや


そうだ…ワンピース…着て行くね






ありがとう


大好き


さよなら



夏》





何で?何でなんだよ…


夏の涙と…自分の涙で滲んだ手紙を握りしめ



愁は急いで夏を探しに部屋を出た




俺は……夏……お前の本当の名前……まだ知らないんだよ


俺にも…教えてくれよ…
夏の事……













遠くでサイレンの音がする

















その日…仁が用意してくれたのは




黒いワンピースだった


喪服みたいなワンピース


ピッタリだなって…思った



私にピッタリだ





部屋から出ると愁が待っていた




仁『………』




私は仁に言った

私は嘘を言った




夏『行ってきます』




愁の車に乗る

ドキドキしていた




愁『………元気だったか?』




夏『………うん』




私は精一杯明るく答えた

このまま…時間が止まってしまえばいいのに




愁『どこに行きたい?……初めてのデートだ』




愁もムリしてる





夏『………海』




海に着くまでたくさん話をした


バカみたいな事だけたくさん話した




2人とも。




愁はワンピースの事に触れなかった


私も…言えなかった




とにかく

楽しい話だけをした




海に着いた

夏も終わりの海には人もまばらだ




私達は手を繋ぎ…ただただ歩いた



言葉なんていらなかった


ふいに愁が



愁『…夏』




って呼んだから



夏『何?』




って言ったら



☆キ☆ス☆をされた



小鳥のように啄むような☆キ☆ス


私達はどちらからともなく何度も何度も☆キ☆ス☆をした



おでこに…頬に…耳に……瞼に




私は体全部が苦しかった

心全部が苦しかった




時間が止まってしまえばいいのに





車に戻ると




愁『…やっと終わったんだね………もっと…もっと夏を抱き締めたい』




って言ったから




夏『うん………私も……』



私はまた……嘘をついた




愁は海が見えるホテルをとってくれた



私は窓から海を見ながら

夏『……すごい………海がきれい………夢…みたい』


って言ったら




愁『……今日から始まるんだから………これくらいじゃないと!!』




愁はふざけながら言った


そして私を後ろからギュッって抱き締めた




そのまま私達は絡まるようにベ☆ッ☆ドに倒れ込み




またたくさん☆キ☆ス☆をした




お互いの名前を何度も呼びながらキ☆スをした




夏『………ねえ…愁………私、着替えたい』




私は愁から離れると鞄からワンピースを出した




夏『……ごめんね…ボロボロになっちゃった……一生懸命縫ったんだけど……』



私は泣きながら愁からもらったワンピースを着た




愁『………』




愁は何も言わずただ

私の頭をくしゃくしゃっと撫で……それからまた抱き締めた




愁『……もう泣くな』




夏『……うん…うん』




そしてまた私達はたくさんたくさんキ☆スをした



愁は私の全身を愛しむように優しくキ☆スをした




こんなに優しいキ☆スってあるんだ




私も愁の体全部を愛しむようにキ☆スをした




花園から……どんどん蜜が溢れる




花園には触れられてないのに




夏『……私……汚れていてゴメン……汚い女でゴメン………』




涙が溢れた




愁『…………夏は汚れてなんかない………そんな事言うなよ』




そう言うと愁は……私の花園を開き…・…キ☆スをし、舌☆を☆這☆わせた




夏『…愁………愁……』




私は愁の名前を呼びながら……それだけで☆イ☆ッ☆てしまった




その時

愁の携帯が鳴った




きっと仁だ


でも愁は




愁『………』




着信を見ると




愁『仕事の電話だよ。邪魔されないように電源切っちゃおう』




って笑いながら言った




仁だと思った




私は手紙を残してきたから



でも黙ってた




そして私達はまた……絡まりあった




ほどけない位…




そして繋がった




何度も何度も




何度キ☆スをしても

何度繋がっても足りなかった





このまま時間が止まってしまえばいいのに





このまま愁と1つに熔けてしまえばいいのに





私も愁も泣いていた




私の為に泣いてくれて




ありがとう




















続く