1階の会場、楠の香りでいっぱいです。

河原美比古の彫刻 「たおやかな風景」

どっしりと重たくて、大きくて、力強い作品。

だけど、フォームのやわらかさ、手触り、まとう空気は

とても穏やかで優しい。

久住の山の自然のようです。

 

のびやかで気持ちのいいドローイングも5点展示しています。

触ったり座ったり、その気持ちよさに触れて下さい。

 

ちょっとコワいようなかわいらしさを持つ主人公が出てくる

川村知子さん絵の世界が2階に広がっています。

以前の作品から今の作品まで、

記憶の中でいろんな思い出がまざるように

会場が川村さんの頭の中だと思うと面白いかもしれません。

活き活きと自分の世界を思うままに描いている

不思議で魅力的な世界ををのぞきに来てください♪

 

川村さんの不思議世界を楽しんだ後に

3階へ上がると、

こちらもまた賑やかで楽しい会場です。

田代国浩となかまたち展

20人のなかまたちと田代さんの作品が

それぞれ自由に大きな声で歌ったりダンスしたり

リズムを刻んだり・・・

セッションしているような

 

そんな会場です。

 

4階の会場へ上がると静かで穏やかな雰囲気で迎えてくれます。

奥村完奈さん 菱川辰也さん 福住光代さん 山川順子さん

4人のそれぞれの“綴る”・・・

皆さんの言葉でお伝えしましょう。

 

綴る-つづる-

は日々のこと。

朝起きて顔を洗い、歯を磨く。

そんな身支度の延長で。

周りの人や物ごとに関わりながら、

自分との約束に取り組むこと。

初めて扱う素材と、

一直線ではない対話を重ね、

日々駆け引きし、

あらたに向き合うこと。

なぜ今、絵筆を取るのか。

その意味を逸らすことを良しとせず、

自らに問うてみること。

ひらめきに従ってゆき、

ネガもポジも味わうこと。

歩みをやめないために、

ときに休み、

そしてまた、

日々歩んでゆくこと。

その軌跡。

4人それぞれの

綴る-つづる-です。

 

奥村完奈(版画)

菱川辰也(油絵・素描)

福住光代(インスタレーション)

山川順子(水彩画)

ゆっくり、落ち着いた時間がながれています。

 

お待ちしていますカナヘイうさぎ