皆さんこんにちは😃
有田みらいです。
東洋経済新聞に、大人の引きこもりについての記事が掲載されていたので、今日は引きこもりについて皆さんとシェアしたいと思います。
新聞によれば、Aさん(60歳 男性)は引きこもり歴40年だそうです。
料理学校を卒業し料理人として働き出したものの、修行先で暴力を受けて、仕事を辞めてそのまま引きこもりになったそうです。
勤め先で、いじめを受けたならば勤め先を変えても良かったと思うし、料理学校を出たからといって料理人にならなければいけないわけでもないと思うのですが。
きっとAさんは家族にも相談出来ない環境だったのだと思います。
Aさんの父親は、大企業で働くエリートで、「東大、京大、一橋を大学と言うんだ。」と言っていたそうです。
Aさんは、「お前は失敗作だ。」と言われていたそうです。母親は父親の言いなりで、子供をかばうような事はなかったそうです。
世間体を気にする毒親だなぁ。と思います。
こんな環境で育ったAさんは自己評価の低い大人に育ってしまったのでしょう。
現在、Aさんは90歳の母親と2人暮らしのようです。父親は数年前に亡くなったようです。
母親が亡くなった後、Aさんはどうするのでしょうか?
公的な助けを得ようにも、Aさんが主体的に動くとは思えません。
今回の記事は、Aさんの親族が、今後を心配して相談を求めたことがきっかけだったようです。
今回のケースと同様に、引きこもりに関しての相談は、引きこもっている本人ではなく、親族などからの方が多いようです。
本人が引きこもりだと認識していないケースもあるかも知れません。
社会との関係が閉ざされていると、自分でどう改善したら良いのか分からなくなる事もあるでしょう。
助けを求めるにも、どこに助けを求めれば良いのか分からないというのも分かる気がします。
個人的に、家族が引きこもっている場合の相談相手は、県などの公的機関にした方が良いと思います。
例えば、栃木県宇都宮市が運営している「えらっぷ」という機関では、家族からの相談を受けた際に、必要性に応じて公的支援や専門家などに依頼をしてくれるようです。
もし、生活保護を受けるにしても、手続き等の相談にも乗ってもらえると助かります。
H30年には、1645件の相談があったようです。
民間業者でも、引きこもりに対しての相談に乗ってくれるところもあるようですが、民間なので金額は結構かかります。
私が調べた業者では、3ヶ月の短期コースで50万でした。
旅費と食費込みらしいです。
その金額から、スタッフの人権費も払われているようです。民間なので当然ですが。
ただ、気になったのが、その業者ではアル中にも対応していると記載されていたという事です。
アルコール依存症は病気です。
治療を受けながら、自助グループに参加するなどしなければアルコールを飲まないでいる事はとても難しいです。
素人が簡単に手を出せる分野ではありません。
私の叔父はアル中で、しょっちゅう隠れて酒を飲んでいました。幻聴もあり、しょっちゅう警察の世話になっていました。
一人で気合で断酒出来る事はまずありません。
薬物依存と同じです。
その業者が実際はどんなサービスを提供しているか分かりませんが、金額の面からみても、公的機関を利用した方がお得だと思いますし、本人の病気が悪化する可能性も低いのではないでしょうか。
引きこもりが長く続くとメンタルも病んできます。
日本は国民皆保険なので、医療機関に払う金額は3割です。格安です。公的機関を利用して、引きこもっている家族を救う道を考える事をお勧めします。
また、長い間引きこもりを続けていた状態が、短期間で劇的に改善するなどという幻想を持たない方が良いです。
改善するには、引きこもり期間と同じくらい、あるいはそれ以上かかる。という気持ちで地道に根気強く支援を続けていって欲しいです。
ここまでお読み下さりありがとうございます😊