今年も簡単には決まらない!?







   本日は富士Sの好走血統に入ろうと思うが、その前に過去5年の富士Sの3連単の配当に着目したい。



2005年 85,920円



2006年 196,310円



2007年 171,660円



2008年 96,570円



2009年 2,192,750円



以上の通り、中々一筋縄ではおさまらないレースなのである。

秋のマイルG1、マイルCSを見据える馬の叩き台ではなく、G1は無理なため、G3のここで、メイチ仕上げで挑んでくる陣営など、さまざまな思惑の見え隠れする重賞なため、菊花賞よりも富士Sの方が穴党の方々にはオススメである。





  過去に10番人気以下で穴をあけた馬は4頭いる。

2005年 11番人気2着タニノマティーニ。

2006年 16番人気1着キネティクス。

2009年 11番人気2着マルカシェンク。

      15番人気3着マイケルバローズ。

以上の4頭である。









以上の4頭がなぜ馬券圏内に食い込むことができたのか?

私は血統だと考える。

穴をあける血統は2パターンあると見る。









まず2005年に11番人気で2着に入ったタニノマティーニと、2009年15番人気で3着に入ったマイケルバローズに共通して言えることはニジンスキーの血が流れている。

マイケルバローズに限ってはニジンスキー4×3のクロスを持つ強烈な血を持っていた。

近5年間で3着以内に入った15頭のうち6頭にニジンスキーの血が流れていた。

おそらく、ダートのような前後半で落差のない平坦ラップを刻むため、東京の長い直線で息の長い脚が必要となる。そこにヘイルトゥリーズン系の瞬発力にプラスヨーロッパ系のスタミナ血統が必要なのだと考える。

その証拠に5年前以前にはダンチヒなどの持続力に長けた血統の好走がよく見られた。









ニジンスキーの血以外に私がもう一つ発見した血統がある。

それは2006年16番人気で勝ったキネティクスと、2009年11番人気で2着したマルカシェンクである。

この2頭の共通点はヘイルトゥリーズン×ミスプロ系という血統構成だということだ。







先程も述べたがやはり、ダートのようなペースで流れるため、ダート血統の好走があるのだと考えられる。

キネティクスに関しては、富士Sの前走に中京競馬場で行われたシリウスSで3着と好走したことがダート適性かつダートラップの適性があったことを物語っている。







以上が富士Sにおける私の血統分析であるが、もちろん世間一般で言われる東京コースで力を発揮するサンデーサイレンス系タニノギムレットの血は関係するが、穴をあける場合は細かい部分までの血統の裏付けが必要なのである。














   今年は例年と違う菊花賞とは!?



  今晩から菊花賞の考察にも入る。

3歳馬の牡馬のクラシック最終関門となる菊花賞であるが、菊花賞は非根幹距離の3000mで行われる長距離戦である。

現代の競馬界は世界的にスピード競馬が進む中での長距離戦であり、非根幹距離というのは、牡馬3冠クラシックの最終戦としてふさわしい距離なのか?という協議が起きていることも事実である。


  昨年の1、2着馬のダンスインザダーク産駒であった。ダンスインザダーク産駒は当レースに非常に好走率の高い種牡馬である。今週中のブログでも触れると思うが、ダンスインザダークが菊花賞馬であるのも大きいが、何よりもダンスインザダークの母父ニジンスキーの血が大きい

過去の好走馬の多くは、ニジンスキーの血をひいている。

その他にも共通する血統はあるがそれはさておき今年は例年見る好走馬の血統だけでは決まらないと考える。



  なぜなら、今年の牡牝のクラシックを考えてもらいたい。

まず牝馬はキングカメハメハ産駒のアパバネが3冠。牡馬クラシックの皐月賞はネオユニヴァース産駒のヴィクトワールピサが制したが、ダービーではキングズベスト産駒のエイシンフラッシュが制し、2着にはキングカメハメハ産駒のローズキングダムが入った

お気づきの方もいるであろうが、今年はキングマンボ産駒の種牡馬がクラシックをほぼ制圧しているのである。




  日本国内だけではなく海外競馬でも同じ動きがある。今年の英ダービーを制したのがキングズベスト産駒のワークフォースであり、つい最近行われた世界最高峰のレース凱旋門賞でもワークフォースが制し、

今年はキングマンボ産駒が大流行している。



  そのため、今年は日本競馬界も脱サンデーサイレンスというキーワードを重視しているようでならない。海外からの持ち込み馬でありダービー馬となったエイシンフラッシュの菊花賞での走りには要注目である。

  それと同時に過去の好走血統が今年も機能するのか?それとも日本競馬界の新興勢力のキングマンボ産駒の種牡馬が制するのか?



  これから行う、分析、情報、思惑を考察しながら明日以降も進めていきたいと思う。



過去の富士Sの分析を進めるにあたって、このレースの質とポイントについて触れたいと思う。

近年、当レースの好走馬はあまりG1に直結しない。東京マイルとあり、NHKマイルC、ヴィクトリアM、安田記念とは全く質の違うレースである。さて、どう違うのであろうか?

  まず当レースの意味合いは、11月に行われるマイルCSの前哨戦と位置付けられており、格式はG3である。東京新聞杯と同じである。格式がG3だけあって、道中の流れもG1のような激流にはならず、ダートのような平坦ラップを刻むレースである。

どちらかといえば、東京新聞杯の好走馬が当レースに直結する。







そして、当レースを考察する中での一番のポイントは、陣営の勝負度合いである。

この後に控えるマイルCSが勝負なのか?それとも今回の富士Sが勝負なのか?

そこの見極めが非常に大事である。









  今回の出走馬でローテーションの気になる馬を挙げておく。

まず、ショウワモダン。今年の中山記念からの充実ぶりは素晴らしく、ついには安田記念を制し、G1馬となった同馬であるが、二週間前の毎日王冠で休み明けを叩き、富士Sの特別登録をすましているが、来週の天皇賞への特別登録もしている。

おそらく、陣営の目標は11月のマイルCSであること、酷な斤量59kgに加え、叩き良化型の同馬にとっては今回も叩き台の可能性が高い。しかし、G1馬であるし能力の差でクリアしてしまう可能性もあるため、当日の気配には注目である。








  次にスマイルジャックである。昨年は夏の新潟重賞関屋記念がメイチ仕上げだったせいもあり秋は振るわなかったが、今年は酷斤量58kgを背負い安田記念で3着とし5歳にして成長しているように感じる。今年はローテーションも良く、マイルCSには休み明け3戦目という良い状態で迎えられそうであるが、同馬のオーナー、齋藤四方司氏は東京がお膝元であり、秋のG1よりお膝元での勝負の可能性もある。