素朴な島の小さな親切 | クッキングパパのブログ

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車で移動するのは楽で便利だけど、自分の足でゆっくり歩くことで見えることがある。


「へー、こんなところに、こんな花が」

「昔は、ここに商店があったな」

「この木、大きくなったな」


昔の風景が見えたり、新しい発見もあったりと楽しい。


歩くことにした。

目的地のアパートまでは、約7キロメートル


ここで問題なのは知り合いに会うこと。


必ず車を停めて

「何しているか?乗れ!」

親切心はありがたいが、私は歩きたいのです。


バレないように、帽子を深く被り、マスクをして、大きなリュックとポーチを引っさげ、左手にはさんぴん茶のペットボトル


明らかな不審者の格好

これだとバレないだろう。


気持ち良く歩いていると後ろから軽トラックが近寄ってきて止まった。


しかも県道に逆駐車

前からは大型トラックやバスも来るというのに。


「乗りますか?」


60歳くらいの男性、知らない人

農業をしているのだろう。

荷台には草刈り機が乗っている。


「ありがとうございます。でもいいです。島を感じながら歩いているので」

と言うと、


笑顔で「オッケー」と返してくれました。


嬉しくなって、マスクをとり深く被った帽子を高く振りました。

バレてしまいましたね(笑)


道端に1輪の小さなリョウキュウコスミレが咲いていました。


気持ちも、花も素朴ですが、島には優しさがあります。