今日は7月17日
ひろあつ夫婦の人生における一番大事なターニングポイントとなった記念すべき日といえるだろう。
ふたりは先輩の紹介で37年前に出会った。二十歳のあつさんは、当時は金融機関に勤務し大変笑顔が可愛くて、女優の宮崎美子に似ており父は一目惚れした。
しかし、父は当時はお金がなかった。財布の中は、スッカラカン。デートに誘う勇気もなかった。
紹介されて二週間後の1981年7月17日、ダメもとでもいい、当たって砕けろ！ 勇気を振り絞って電話した。
『あつさん、長い間連絡しないでごめんなさい。実は今日は給料日なんです。お願いがあります。私にたかってくれませんか？』
あつさんは笑いながら
『連絡がなかったので、てっきり嫌われちゃたかと思いました。喜んでたかります。』とかわいい声で答えてくれた。
1981年7月17日、父と母が初めてデートした記念日。待ち合わせ場所は国際通りの今はなき沖縄三越前。
あつさん、私の顔を覚えているだろうか？不安だ。
遠目にあつさん発見。きっとあの子だ。かわいい。しかし、不安。彼女の前を2、3回歩いて再確認。
『あつさんですよね？』と声をかけると満面の笑みで『はい』と答えた。
この時思った。『この人は運命の人だ！』と。
初デートの場所は、那覇タワーの最上階の和風レストラン。タワー自体が回転して那覇の町が一望できる。
あつさんのかわいさを直視出来ず、慶良間諸島に沈む夕日、いにしえの首里、復興のあかし奇跡の3マイルの那覇の町を眺めながらドキドキの時間が過ぎていく。
二人で高級定食を食べたが、よく味もわからん。舞い上がってしまって緊張とで胸がいっぱいになって気分が悪くなった。
そんなステキな記念日です。
勇気を持つこと大事だね。あの時、父さんに勇気がなければ君たちも生まれていない。
その前に、あの時一歩足を踏み出すことが出来なかったら、父はこんな幸せな人生を送ることは出来なかっただろうね。
父は幸せですよ。
当時、二人で『いつものとこ』と言っていた待ち合わせ場所。三越前の今。思い出の場所です。
おのろけでごめんなさい(*^O^*)
