「私は、もう既にマサのこと許してないよっドンッ

「M ~愛すべき人がいて~」(以下、単に「M」)第6話。

 

なぜ、

礼香はマサを許さなくなったのでしょうかはてなマーク

 

 

それは、

第5話の冒頭シーンで、

 

「聞きたくなぁぁぁ―い!!

(ABEMAよりスクショ。以下同。)

 

という事態に陥ったからですあせる

 

 

この、ドラマ「M」。

 

姫野礼香こと、「みんなのみな実」の狂い芸

話題になってます。

 

しかし、

礼香の立場に立って時系列に振り返ると、

また違って見えてきます(と…思うあせる

 

 

そこで、

みな実の狂い芸が極地に至った過程を

第1回から振り返ることで、

土曜日の最終回を有意義に楽しみたいと思います。

 

 

 

まず、第4話において、

礼香の右目喪失の経緯が明かされました。

マサの結婚式当日に、胸に秘めていた

自分の気持ちを打ち明けた礼香。

 

マサをあきらめて、

その結婚を祝福していた矢先に…

酔ったマサが礼香を階段から突き飛ばし、

この状態に。

 

礼香の家に謝罪に行った際に、

一生後悔する 名言あせる 

失言をしてしまいました。あせるあせる

 

 

その言葉を「結婚の約束」と信じた

礼香と、

礼香の両親。

マサが離婚したことで、

礼香との結婚の障壁が無くなったと

お祝いまでしました。

 

 

この辺の場面での詳しい状況と、

礼香の「事情」について考察したのは、

コチラをご覧ください。

田中みな実の表情の変化と、姫野礼香の事情について、

 

 

 

これまで、

2人きりのときは「マサ」と呼び…

(「M」第1話より。)

 

「私の目の代わりになる。」という

結婚の約束を信じ、

(「またその話かよ…」と思いつつも、約束したことを認めるマサこと三浦翔平。)

 

面倒くさいと思われても、

奥さんとの離婚をひたすら待ち続けた礼香。

 

それが、

右目を失うという一生残る傷を癒し、

明るい未来を創る

礼香にとって、唯一の解決手段でした。

 

 

ところがビックリマーク

 

突如現れたこの少女が

状況を一変させますあせるあせる

アユです。

 

マサと約束したレストランに入れないと、

携帯番号携帯を知ってるにもかかわらず、

屋外から歌声音譜を発して、マサを呼び出し、

泣きじゃくることで、

マサに、

「もう順番なんてどうだっていいドンッ

「俺のところ(a victory)で歌手になれビックリマーク」と決断させ、

 

しまいには…

「俺の作った虹虹をわたれ!!俺を信じろビックリマーク」と、

心を通い合わせる特殊能力を発揮します。あせる

(あくまでも礼香目線での話です。感動のシーンです。)

 

この状況に、

不安を感じた礼香。

 

(これが、1993年から96年ごろの話です。)

 

 

マサに、

「アユに惚れてるってことは無いんだよね~はてなマーク

確認します。

(第2話より。NYへ行ったのは97年の1月から<原作61頁>。)

 

「当たり前だろ。」と返答するマサに、

ニューヨークへアユに

会いに行ったことを引き合いに出して、

問いただした結果…

 

「アユは俺にとって大事な商品だ。」と、

業界の不文律である

「商品に手を出さない。」という言質を得ます。

 

そのうえで、

マサへの呪文である

あの言葉…

「マサは私の目になってくれる…」

を念押ししますビックリマーク

(このときマサは「解ってる」と返答してますが、目の代わりになったマスカットを食べることは断固拒否します。マサにとっては無言の抵抗です。)

 

この頃から、

マサは自分を受け入れていないと、

自覚し始めたであろう礼香。

 

アユの特殊能力が、

マサと自分との「明るい未来」を

奪いかねないと不安になった。

だから、

理沙などを巻き込んで

アユを潰すことを画策したと思われます。

 

 

しかし、

礼香の画策にもかかわらず、

アユのソロデビューが決定します。

(これが97年の年末ごろです。<原作82頁>)

 

そのため礼香は、

アユに直接圧力をかけるようになります。

 

まず…

マサへの恋愛感情を問いただすと、

 

「あなたに一つ教えておく。」

 

伝家の宝刀…

傷ついた右目を見せて、

アユを硬直させ、

マサとの約束である

「一生私の目になる」を披露あせる

挙句には…

 

これで…

(許さな――――――――いっドンッ

アユの心に刻み付けます。

 

この頃、

マサは奥さんと離婚。

障壁が無くなった礼香は、

「私と結婚してくれるんだよねはてなマーク」とマサに尋ねます。

 

ところが、マサ。

否定せずに、無言で顔を背けただけあせる

 

結婚への雰囲気を盛り上げたい礼香は、

「メモリー・オブ・マサ」を作成あせる

(礼香との2ショットが一枚も無く、マサだけを撮影してあるのがストーカー気質丸出しでいい。)

その最後のページには、

「1998.6.12」と読めます。

(ちなみに、調べてみると金曜日で仏滅でしたあせる13日だと土曜日で大安でございます。)

 

さらに、

婚姻届けまで用意しました。

(ご実家の住所が世田谷区成城とのことですので、お嬢様と推定できます。)

 

ドラマ上では、

礼香の狂い芸ですが、

礼香にすれば…

態度をはっきりさせないマサに、

決断してもらうための礼香なりの工夫だったのです。

 

 

青山に移転した93年には、

既に礼香の右目は失われていたのですから、

 

この時点で、

既に5年以上経ってますあせるあせる

 

 

 

アユのデビューの年となる98年

 

マサは、自らの保有株をかけて、

10億円プロモーションを実行します。

 

礼香は心配しますが…


たとえお金が無くなっても、

「マサさえいてくれれば」良いと伝えます。

(文字だけだと、とても素晴らしいことを言ってるのに…あせる

 

 

礼香にとっては、

お金なんて無くていいのですビックリマーク

(実家が世田谷の成城だからあせる

 

マサさえいてくれれば、

「明るい家庭が」作れると信じていたのです。

 

しかし…

 

一方で、礼香は、

マサの気が自分に無いことに勘づいてました

 

だから、

マサが礼香に気持ちを

打ち明けようとするたびに、

マサの言葉を遮って、

一見「気が狂った!?」としか思えない

振舞いをすることで、回避してきました。

 

一方のマサも、

自らの行為への後ろめたさから、

それ以上の行動を控えてきたのです。

 

 

これが、98年ですから、

右目を失い、マサの名言 約束を聞いてから、

6年以上経過していると思われます。

 

 

しかし、

マサに奥さんが存在したこと、

奥さんと離婚した後も、

仕事に打ち込んでいて、アユとは付き合ってない。

 

これらの状況から、

なんとか礼香は、

(他者を巻き込み、アユを傷つけることであせる

気持ちを保ち続け、

マサを信じ続けてきましたあせるあせる

 

しかし、

礼香に悲劇が襲います。

 

それが…

アユからマサへのFAXだったのです。

 

②に続く。