今習っているレッスンは、
実は地元近くの街でも、レベルを落とせば習える教室がある。訓練場所というよりも、自由に創作させる場所だった。


2年前の秋から去年の5月まで通った。
地元とと言っても、移動時間に往復4月間かかる。
そこにいけば、心から芸を楽しんでいる人達がいて、行くのが楽しみだった。
自分の中で、唯一の場所だった。


教室の管理人が春からかわった。
初めての挨拶間もなく、
「あなたは、お客さん?それともレッスン教室の生徒?」と聞かれ、生徒と答えた。

「あ、生徒のスリッパはこっちね」
と差し出されたスリッパは、底がブニョンブニョンしているスリッパで、処分間近なもの。


でも、まあいいやと思ってレッスンに通っていた。


1ヶ月後、管理人はまた私の前に現れた。
「毎回来た時、洗面所の掃除、してくれない?」
大勢の生徒がいる中で、わざわざ私のところにやってきて、こう言ったのだ。
誘導され見にいくと、カビが大発生している洗面所。
何年放置した?と思うような有様。


他の生徒さんは、教室のすぐ近くに住んでいる人ばかりで、私だけが往復4時間かけて通っている。
お昼ご飯をとる時間もレッスンにあてたいので、飲み込むように食べ、とにかくレッスンに張り付くことに命をかけて教室に来ている。
それなのに、自分が使ったこともない洗面所を、
毎回30分位はかけて掃除しないといけない。
そうすると、3時間のレッスン時間が、
2時間半に減るのだ😰
たかが30分だけど、私にとっては貴重な30分だ。
しかも、他の誰かではなく私を待ち伏せして掃除を指示してきた。


私は、あまりにも理不尽な態度に言ってしまった。
「管理人さんて、お給料もらってないんですか?この教室の洗面所の掃除も、お仕事なんじゃないんですか?何故私にさせるんですか?」


その管理人さんからの答えはこうだった。
「この場所を使わせてあげているんだから、綺麗に掃除するの当たりまえでしょ。別にいやなら、この場所でレッスン受けなくてもいいのよ。」



なんかとても、惨めになった。
行かなくなった。
それからひとり独学が始まった。


今習いに行っている、
期間限定の超遠い教室でのレッスンも、
本当に本当にあと数日で期間満了で終わる。
これから、また独学の日々がはじまる。