※妄想磁石の短編です。
誕生日シリーズです。
俺はあいつのどこが好きなのか...
思い出してみた。
かわいいところ。
甘えん坊なところ。
ワンコみたいなところ。
天邪鬼。
子供みたいに大笑いするところ。
ゲームが大好きなところ。
誰よりも嵐のことが好きなところ。
俺のことが好きなところ////////
いや、これは違うか(笑)
本当に俺こと好きなのかな...
あ、夜はやたら色っぽいのところ…///
白い肌...
あ、違う違う。
変なこと思い出しちゃった…///
とにかく今日は、カズの誕生日。
大事な日なんだ。
早く帰ってやりたいけどな。
誕生日は過ぎちゃうなぁ。
そんなことを考えているうちに眠ってしまったようだ。
しょうちゃん?
しょうちゃん?
カズの声で目が覚めた。
「あ、カズおはよ。」
「おめでと。」
「ん?」
「誕生日だろ?」
俺がギュッと抱きしめるとカズもそれに応えた。
「しょうちゃん、今日仕事でしょ?」
「夜はいないよね...?」
カズが少し寂しそうに俺を見る。
「うん...ごめん。
今日の夜はお祝い出来ないな。。」
「大丈夫、いいよ。
オレのことはほっといていいから。」
平気そうに言ってるけど...寂しそうな顔だ。
「しょうちゃん、今日はゲームはしないでさ、テレビ観てるからねっ」
かわいいな、本当に。
カズを抱きしめると俺は出掛ける支度をした。
俺が支度をしてる間、カズは俺のそばを離れなかった。
ぺたぺたとついてくる。
「しょうちゃん?朝ごはんは?食べる?コーヒー飲む?それとも...」
あんまりにも可愛くて喋ってる口を塞いだ。
「...ん...」
カズがちょっと色っぽい声を出す。
ダメだ、我慢できなくなる。
俺は唇を離すと急いで支度をした。
このままだと仕事へ行くのがイヤになってしまう。
寂しそうにしてるカズに手を振ると玄関から出た。
オレはしょうちゃんが出かけるのを寂しく見送った。
行っちゃった...。
誕生日なのにな。
一緒にいられないのは寂しいよ。
しょうちゃん...
早く帰って来ないかな。
そう思いながら部屋の掃除をして洗濯をして時間を潰す。
ふふ、奥さんみたい(笑)
メンバーからもお祝いメッセージが届いていた。
そして...いつの間にかソファーで眠ってしまっていたみたいだ。
目が覚めるとしょうちゃんからのメッセージが届いていた。
『カズ、空見て。今日はすごく月が綺麗だから。でさ、ちゃんとテレビ観ててよ?』
ん?空?
月かぁ。
オレは空を見上げたけど、よく見えなかった。
んー、見えないな。。
ってかもう夜じゃん。。
なんか誕生日なのに今日1日何してたんだろ?(笑)
そう言えば!
zeroだっけ。
もう終わっちゃうじゃん。
急いでテレビを付けた。
しょうちゃんのネクタイを見て嬉しくなった。
ふふ、黄色...
ハンバーグだって。
今日一緒にいられなかったから罪滅ぼしのつもり?
もう、しょうちゃん/////
早く帰って来ないかな。
もう、0時過ぎちゃったな。
カズのやつ寝てるかな?
俺は撮った写真をカズに送った。
ちょっとキザかな?(笑)
俺からのプレゼント。
俺にとってカズはこのくらい光り輝く存在だからね。
大好きだよ。
しょうちゃん…///
ありがとう。
オレだってしょうちゃんのこと大好きなんだから。
ちょっと遅れたけど...
誕生日おめでとうカズ。