３
大きな袋を抱えたJがそれを俺に渡した。
「カズ、これさ開けて見てよ。」
「なに？」
俺は袋を眺めていた。
「カズ、早く開けてよ。」
智が俺を見た。
俺は袋を開けてみた。
「何これ？(笑)」
『『クッション』』！！
相葉くんと翔ちゃんの声が揃った。
「デカイよー。」
大きなクッション。
みんなの愛が詰まってる。
「これでさ、ゲームして？ねっ？」
相葉くんが嬉しそうにしてる。
「あの収録の時に言ってたの、冗談かと思ってた(笑)俺、ヤダって言ったじゃん」
「でもさ、いいでしょ？これ。ニノは姿勢も悪いからさ。クッションに包まれる感じで座れるし。」
智がそう言ってそれに座って見せた。
「それにしてもデカイって。どうやって持って帰んの？」
「それは、なんとかなるから、ねっ？ニノちゃんは心配しなくていいんだから。」
「んー、もぅ。まぁいいですけど。」
まぁ、マネに頼めばいいか。
そんな事を思っているとみんな部屋に戻ると言うのでドアの前まで見送った。
ドアを出て戻ろうとした智がまた戻って来て「あ、余ったケーキはね、箱に入れてね。」って言ってなんだか嬉しそうにして部屋に戻って行った。
俺は急いでケーキの箱を探した。
テーブルの下にこっそり置いてあった箱を見てハッとした。
「バーカ…」
そう言いながら俺は泣いてしまった。
んだよ、もぅ。
みんなの愛が詰まってる。
箱にはみんなからのメッセージが書いてあった。
カズ、愛してるよ。智
ニノちゃんおめでとう。いつまでも変わらないニノでいてね。雅紀
二宮さん、誕生日おめでとうございます！
俺が一番カズを愛してるからね！！翔
カズ、今日はおめでとう。出会えて良かった。
カズがいてくれて良かった 潤
そして、大きな文字で「愛してるよー♡ニノ」って。
この大きな文字は智だな(笑)
バーカ。
バカ…
俺だってみんなの事大好きだよ。
しかも、おーのさん、一言も「おめでとう」って書いてない(笑)
んふふ。みんな、愛してますよ。
そして、何となく箱の裏を見た。
『生まれて来てくれてありがとうーー！！二宮和也愛してるぜー！！』
誰だよ？
バカ…
泣かすなよ。
きっと翔ちゃんだ。
すぐに智に対抗するんだから(笑)
俺はいつかの誕生日を思い出していた。
箱…捨てられないな。
俺は大きなクッションに座ったまま眠りついた。
みんなの愛に包まれてる、そんな気持ちよさだった。
愛してる。
俺も。
二宮和也
2017.6.17
34歳おめでとう♡
大好きです。いつまでも。
riko
ニノが思い出していた
いつかの誕生日への入り口はこちら
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ニノ誕生日企画のお話しはこれで終わりです。
誕生日のお話しは毎年書いていますよ♡
今年は５人とも登場させてみました
最後まで読みに来てくれた方本当にありがとうございましたm(*_ _)m
誕生日は、まだ終わらないのでまだまだ叫びたい気持ちを書きに来るかもしれません。
お付き合い頂けたら嬉しいです
では、またね