たぶん2010年頃に書いた翔ちゃんとニノのお話し。
昔 書いたのでちょっとおかしな所は少し訂正してお届けします。
タイトルもなかったので付けました
それでは、どうぞ
1
飲み会の帰りは必ず、翔と一緒に帰らされる。
みんなが勘違いしてるからだ。
私は翔が好きだと、何だか勝手に勘違いされている。
違うんだよ!!
私が本当に好きなのは...
二宮和也。
でもね、その二宮和也を好きな子がいる。
私の友達...
その子がいっつも一緒に連れて帰っちゃう。
つまらない。
翔「ねぇ、なんか今日だいぶ飲んでたけど大丈夫なの?」
「大丈夫っ!私1人で帰れるよ」
翔「でも足元フラフラしてるよ。」
「そんな事ない!!」
翔は私の手を引っ張る。
翔「ほら行くよ」
2人手を繋いで歩く
ちょっと...
手を繋ぐなんておかしいでしょ。
「翔、離してよ」と繋いだ手を振りほどく。
翔「あっ、ごめん...」
「翔はさ、好きな子いないの?」
翔「えっ?う~ん」と考えて私を見る。
何?私?
「そんなに見ないでよっ」
そうだった...
翔は私が自分を好きだと勘違いしてるんだ。
たぶん...
翔「あのさ、おまえはいないの?好きなやつ。」と歩きながら私をチラチラ見る。
「......いるよ...」
翔「へぇ~どんなやつ?」
あれ?勘違いしてない?
「う~んそうだなぁ。なんか...歌が上手くて意地悪だけど優しくてかっこいいけど可愛くて、人の気持ちも良く分かってて、え~と...」
翔「もういいよ」と眉を下げて笑ってる。
「笑わないでよ。」
翔「よっぽど好きなんだな。」
「うん...///」
翔「そっか...」
なんか寂しそう...?
「翔は?いないの?」と顔を覗き込む。
翔「...いないよ」
「でも、さっき聞いた時は考えてたみたいだったけど...?」
翔「そうだっけ?」
そんな会話をしていると家の前に着いた。
「じゃあ、またね。」とアパートの部屋に帰る。
あ~ぁ...とベッドにバタンと倒れ込むと携帯が鳴った。
―はい、もしもし
友達からだった。
―あのさ、二宮くんって好きな子いるのかなぁ?
―知らないよ~
―ふ~ん
―なに?なんかあったの?
―うん...別に...なんかいつも私に冷たいからさ。
―そうなんだ。
―そっちはいいよね?翔くんと仲良さそうで...
両想いぽいよね。
―え?違うから...
ほら、やっぱり勘違いしてる。
和也は友達に冷たい...と聞いてちょっと嬉しくなったりして...
あぁ~どうしよう?
いろいろ考えてたら胸が苦しくなって来た。
続く