君の笑顔に癒される。
私の大好きな人。
笑顔がすごく似合う人。
ずっとずっと好きで好きで私から告白した。
夕暮れの歩道橋の上で二人で夕日を見ていた時突然私が「好きだからずっと一緒にいたい。」そう言った。
「えっ?」彼は驚いて私をじっと見た。
「あ、ごめん。迷惑・・・だった?」
私が隣にいる彼をそっと見ると彼は私にニコッと笑いかけた。
「まさか、迷惑だなんて。なんか驚いちゃって。俺もずっと好きだったんだ。」
そう言ってギュッと抱きしめてくれた。
でも、それはちょっとぎこちなくて少しだけ震えてた。
見つめ合ってキスって思ったのに彼は恥ずかしそうに目を逸らした。
私が顔を覗き込むとぎこちないキスがおりてきた。
唇を離すとやっぱり恥ずかしそうに私を見た。
「ふふふ。なんか照れるね。」
そう言って笑う彼の笑顔は私の太陽。
「・・・私も恥ずかしい。」
私がそう言うと彼はギュッと私を抱きしめて耳元で囁いた。
「これからはずっとずっと一緒にいよ。」
「うん。」
私達は手を繋いで日が沈む街を歩いた。
ただ黙って歩いてるただけでも一緒にいるだけですごく幸せに感じた。
風が二人の間をすり抜ける。
「寒い。」
「これ、使う?」
彼が自分の首に巻いているマフラーを私の首に巻いてくれた。
「あったかいけど、雅紀は?寒いよ?」
「いいの。君が暖かければ。俺は寒くても。」
彼は飛び切りの笑顔で私を包んだ。
寒いけど二人でいたら暖かいね。
彼が私の手を取って歩き出した。
「二人でいたら暖かいね。」
私がさっき思った事を彼が口にした。
「テレパシー?」
「えっ?」
「だって、そのセリフ。さっき私が心の中で思った事だよ?」
「本当に?」
「ふふ、うん。」
私が笑うと彼は嬉しそうに「すごい。やっぱり運命の人なんだよ。ふふふ。」
そう言って私に笑顔を向ける。
私は嬉しくて彼の腕にピタッとくっついた。
二人でいると暖かいね。
これからもずっと二人で。