5人の空 27 | ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

ニノのこと♡少し韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

まったり、嵐さん小説を書いています。日々の出来事も書いています。お時間ある時にゆっくり覗きに来てください。コメント、いいね!喜びます(*^^*)
気になったらぜひ読者登録もお願いします.*・゚ .゚・*.

27


高橋はコンビニで食料を買ってアパートへと戻った。

部屋へ入ると誰もいない。


あれ?


相葉は?どこへ行った?


クッソ!


高橋はコンビニの袋を足元へ投げるように落とすと部屋を出た。


アイツ・・・


逃げたのか。


高橋はアパートから外に出て辺りを見渡した。


いない。


逃げなくてももう逃がすつもりでいたのに、どうして。


高橋はその場に座り込んだ。


とにかく探そう。


ポケットから携帯を取り出すと相葉へと電話を掛けてみた。


呼出音が鳴っているが出ることはなかった。


もういい・・・


もう・・・。


いやダメだ。


高橋は今来た道を引き返した。


――※―――※―――※―――※―――※―――※―


大野はベッドで寝ていたが腕が痛くて目が覚めた。


まだ痛む。


昨日の事が夢だったらいいのに。


そんな事を思いながらベッドから出るとリビングへと行った。


部屋には誰もいなかった。


いない。


出掛けたかな。


大野はふと思い出して、スマホを探した。


えっと、どこだろう?


枕元に置いたのを思い出して寝室へと戻った。


大野はマネージャーの斉藤に電話を掛けた。


怪我の事を言わないとな。


斉藤はすぐに電話に出た。

「大野くん。どうしました?」


「うん。ちょっと話しておきたいことがあるんだ。」


斉藤はドキッとした。


そして嫌な予感がした。


大野は怪我をした事や怪我をした理由をマネージャーに伝えた。


斉藤はただただ驚くばかりでどうしたらいいのか。黙ってしまった。


嫌な予感は的中した。


この先、他のメンバーも襲われたり怪我をしたりするかもしれない。


「斉藤さん?大丈夫?」大野は自分が怪我をした事を斉藤に話したのは間違いだったか?と不安になった。


「あ、大丈夫です。それより明日の収録はどうします。動けますか?」


斉藤は平静を装った。


「まぁ、なんとか。衣装は長袖で怪我を隠すようにしますよ。」


「えぇ、そうですね。えっと、他のメンバーはどうしてます?大丈夫なんですか?」


大野は斉藤に心配をかけてはいけないと思い「みんな大丈夫だと思いますよ。」と言った。


斉藤は心配だったが大野の言っていることを信じる事にした。


とにかく、これから先何もなければいいと願うばかりだった。


斉藤は大野との電話を切ると額の汗を手で拭った。



大野は、まだ痛む腕を軽くさすった。


これからどうしたらいいんだろうか...。


深くため息をついた。



腹...減ったな。


こんな時でもお腹は空くんだな(笑)


みんな、どうしてるんだろうか。


大丈夫だろうか。


大野はみんなの事を思うとすごく不安だった。





続く