初めてオーバードーズしたのは
18のときだった
高校を卒業し進学したものの
バイトだらけの毎日
遊んでばかりで学校にはいかなかった
窮屈な高校生活だった反動で
何をどう生きればいいか分からず
自由すぎて逆に退屈だった
死ぬつもりはなかった
どうなるか試してみたかった
今思えば
当時から薬への依存体質をもっていたのかもしれない
母は泣いて私を責め立てた
「なんでそんなことすると?命を粗末にしたらいかん!」
正論は私のココロには響かなかった
ただ寂しかっただけ
居場所が欲しかっただけ
ただ黙って抱きしめて欲しかった
そう
だたそれだけだった