私は2人姉妹の次女として
西日本の田舎に生まれた
活発で成績優秀
スポーツ万能の姉
今や大手企業の課長だ
かたや私はというと
内気でおとなしく
勉強・スポーツまるでダメ
人と関わるのが苦手だった
いつも姉と比べられては
劣等感を募らせていた
「おとなしすぎて、おるかおらんか分からん」
「なんでも黙っとったら損するけんね」
両親からよく言われていた言葉
生きづらさを抱えたまま
ココロの居場所をなくした私は
夜の街をさまようようになった
17の夏だった