自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反罪に問われた大阪府立福井高校の元教頭、小島靖司被告(49)=大阪市東成区、懲戒免職=の判決公判が18日、奈良地裁であり、畑口泰成裁判官は「学校教育に対する社会の信頼を損ないかねず社会的影響は大きい」として懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)を言い渡した。

 判決で畑口裁判官は「自ら吸引して性的感覚を高め、ストレスを発散する目的で大麻草を所持しており、大麻への依存性や犯行の常習性もうかがわれる」と指摘。一方で、「反省しており、懲戒免職処分を受けるなど、社会的制裁を受けている」とした。

 判決によると、小島被告は今年3月30日、自宅で乾燥大麻約0・1グラムを所持した。