お仕事で、視覚障がい者の方とご一緒した。
移動中、ガイドヘルパーさんが
『Sさんは、お付き合いする女性の年齢は、下は何歳までOKなの?30代とか?』とワクワクしながら訊ねる
『そうですね・・・30代とか。でも、今さら、もう・・・』
『 分からんよ~。今から何があるか!』
照れるように笑う、優しいSさん
視覚に障がいがあると、どうしても恋愛に消極的になるのではないかな。
そもそも、相手が見えない。
視覚での反応が分からないって、不安だろうな。
オシャレも、ままならないかも知れない。
デートも、場所を選ぶかも?(バリアフリーとか)
ラインのやり取りひとつだって、音声補助機能とか、使えるのかな???
”スペック“という概念がある。
高身長、高学歴、高収入。
➡️こういう人がモテるんでしょう?
と、YouTubeを観るのが大好きな、小6男子(三男坊)が言う。
【視覚に障がいがある】という事実は、スペック的には
【ハイ】【高】ではなく
【ロー】【低】って事になるんだろうな。
“スペック“とかって言う人にとっては。
意地悪な言い方をしたけど、私にも採用しているスペックがある。
でも、身長とか収入ではない。
・収入に見合う金銭感覚
・ 平和的解決を好む
・ 女性と子どもを無条件に大事にする
など。
これって、ただただ個人の好みの問題であって、どの基準が正しいとか、優れている、と論じる気はない。
けれども、もう一つ。
恋って、愛情って、思考を超えたところに生まれるものだと思う。
恋に落ちてしまったら、愛情が生まれてしまったら、『スペックが~』とか、言っていられない。
『どの条件にも当てはまっていないけれど、でも、彼がいいの。』ってなっちゃう
そんな状態になっている、女子を見るのが、私は大好きだ
優しいSさんの、今後のステキな出会いを祈り(何なら、いろんな展開パターンを妄想し)ながら、そんなことを考えた、午後。