私の所に移って来て、半年になる小学生高学年の生徒さんがいます。
ピアノが好きで以前から毎日、よく練習していたそうです。
出来ればずっとピアノを頑張っていきたい…と音楽の進路も考えるようになったそうです。
でも…
両手で通せるようになって、楽譜通り強弱がつけば「合格」というレッスン内容だったようで…。
私との初めてのレッスン。
実際に弾いてもらいましたら、音はバリバリ良く出ます。
ただ手首が固くて、腕が使えていないので音がキツく聴こえてしまいます。
この時は、既に
を貰っていた、3拍子の曲を弾いてもらったのですが…



フレーズを感じて丁寧に閉じること、
何度も手首の使い方を練習して強拍の音の出し方を覚えてもらって、
その日のレッスンは終わりました。
見送りながら
「最初から色々と言い過ぎちゃったかな…」
と少し後悔しましたが…。
次のレッスン。
「一生懸命に練習してきたんだなぁ…」
と、涙が出そうになってしまいました。
出した課題を良くこなしてきてくれました。
◯◯ちゃんは器用なタイプではありませんが、与えれば頑張れる生徒さんです。
先日の発表会の演奏も、練習の成果を十分に発揮出来て、良い演奏でした

他の生徒さんのお母様も
「◯◯ちゃん、抜群に良い演奏でしたね
」と感想を下さいました


◯◯ちゃんと相談して、この夏に初めてコンクールに挑戦することにしました。
彼女の好きそうな曲を選びましたら、張りきって練習してきてくれています。
彼女にとって初めてのコンクール。
結果がついてきてくれるか、わかりませんが、真面目にコツコツ練習を重ねる◯◯ちゃんに、せめて充実感を味わってほしいなぁ…と思います。
先生も出来る限りのサポートをするからね

一緒に頑張ろう
