３つ目の課題のスパイダー。
コレをする頃には 様々なメニューをこなした頭と体は 限界に近かった。
しかも前夜の深夜に行われた女限定の飲み会のダメージが けっこう尾を引いていた・・・。
１２時過ぎから 空き部屋に各自アルコールやつまみを持ち寄り 日頃のうっぷんを晴らしまくった結果
おおいに盛り上がり
キャッキャッ ヾ(＠°▽°＠)ﾉ( ´艸｀)о(ж＞▽＜)ｙ
☆≧(´▽｀)≦γ(▽´ )ﾂヾ( ｀▽)ゞ ワイワイ
宿が貸切ということもあって 誰にも遠慮することなく
なぜか夜中にヨガやら 組体操をしてしまったのだ・・・(///∇//)
しかも その写真を 次々フェィスブックにアップした人がいて・・・
翌朝
シンクロ選手のような笑顔で ヨガのポーズを決めてる自分の写真を見つけた・・・。
女芸人のよう・・・。 ＯＲＺ
あれ ダメだよね。勝手に載せちゃ ヽ( )｀ε´( )ノ
そんなこんなで 完璧とは程遠い体調で挑んだスパイダー・・・。
図のような ゴムの紐が蜘蛛の巣のように張り巡らされた
ツイタテを 挟むように対面している
私たちのＡグループ１７名と
同じ園のもう片方のＢグループの１７名が
互いに紐に触らない様にくぐって 全員が入れ替わるゲームだ。
(＝⌒▽⌒＝)
「いいですか？ルールの説明します。
人がくぐった場所は 同じグループの方は通れません。そこ以外の場所をくぐってください。
その際 この紐に触れたらその人・・・たとえばＡグループの人の場合 当人はもちろんですが
先にくぐって向こうにいたＡグループの人たちも 全員アウトになります。
元の場所に戻って いちからやり直ししてください。
また こちらから向こうにくぐる時 同じグループの人が手伝うのですが 相手のグループの人も手伝ってＯＫです
ただ その時 お手伝いする人の身体や衣服がロープについたら その人のグループはアウトになります。
たとえば その人がＢグループの場合 Ａチームのお手伝いであっても Ｂグループがアウトとなり
それまで向こうに行けていたＢグループの人は全員アウトになって 元の場所に戻ることになります。
いいですか？
それでは制限時間は５０分です。
よ～い スタート！！！」
【これは とんちか？(￣_￣ i)】
再び 脳裏に過った。
じつは この寸前に 私たちは人を支えるための練習となるメニューをこなしていた。
みんなで横たわる人を肩くらいの高さまで担ぐ練習をしていたのだ。
担がれる人は相手を信頼し 担がれやすいように棒切れのようにまっすぐな姿勢を維持し続け
担ぐ人は担がれる人に対して 絶対に落とさないという安心感を与えるサポートを心掛けた。
それら人を木材のように運ぶ技法を使ったとしても・・・
【これは無理だ・・・】と思った。
どう見ても 人が触らずに通れるのは２か所・・・あっても３か所だ。
そのロープで区切られた空間面積は ほとんどが人の肩幅よりも狭く
広くても高い位置にあって神輿のように担がないと人を通すことなどできない。
たとえ やっと２～３箇所通せたとしても 残されたスペースは
それより遥かに狭いわけで・・・
チームの構成メンバーは ７０歳の方や 背の高い方・太った方などが入り混じっている。
その全員が ロープに触れずに 通れる可能性など皆無だった。
どんなに頑張っても 結局０になる。
冷静に考えれば 簡単に想像できた。
なのにすでに疲弊しきった頭は
ずっと『最後まであきらめない』『とにかくやってみる』『チャレンジ』な
ポジティブな言葉で埋め尽くされ
誰一人
「無理」
という言葉を発さなかった。
「時間がない！とにかくやってみよう！( ・д・)/」
中堅どころの甘納豆さんが みんなに呼びかけた・・・。
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