お久しぶりです~。最後に書いたのが去年の秋。ニュースのシリーズ、挫折していた。しかし、やはり、いま、何が世界で起こっているのか、できるだけ理解したい。これまでのブログでは東京新聞と「Guardian」と「New York Times」に絞って読んできたが、それだけでは視点が偏っていることに気づいた。いろんな国の新聞を読んでみようと思う。あまり無理をしないで、できる範囲で。
 

 

ソレイマニ将軍追悼記事とチェ・ゲバラ
 

 

 イランの日刊紙「テヘラン・タイムズ」に、3年半前にアメリカ政府により無人ドローンで殺戮されたソレイマニ将軍を追悼し、「永遠のヒーロー」と称える南米チリのジャーナリストの書いた記事が出ていた。
(https://www.tehrantimes.com/news/485845/Qassem-Soleimani-Eternal-hero)


 筆者はソレイマニ将軍をボリビアで暗殺された南米の英雄チェ・ゲバラにたとえ、「The assassination of General Soleimani allowed us to visualize the enormous influence that his political and military leadership had, not only in Western Asia but also in the political movements of Latin America that oppose the United States, such as Cuba, Nicaragua, Venezuela, as well as powers like Brazil and Mexico that show more independence from Washington's dictates every day.」(ソレイマニ将軍の暗殺は将軍の政治的、そして軍事的な指導力が西アジアのみならず、米国に対抗するラテンアメリカ--キューバ、ニカラグア、ヴェネズエラ--の運動にも多大な影響を与えていたことを我々に示し、ブラジルやメキシコがワシントンの支配から日々独立していく力として機能していたことも明らかにした)と言っている。

 また、「The martyr Lieutenant General has laid the groundwork for the final battle that will allow us to destroy the nefarious influence of imperialism and those who support it.」「殉教者であるソレイマニ将軍の死は極悪な帝国主義の大国とそれに帰順する国々を破滅させることを神に許された最後の聖戦に向かう布石を築いた」と、この事件がまだ終わっていないことを示唆する。
 私は3年半前の2020年の正月にこの暗殺事件を知って受けた衝撃を思い出した。それは当時の日記にも書いていた。イランの人たちがアメリカの国旗を燃やして怒り狂っている映像を見て、私はいまにもイランとアメリカの戦争が始まるのではないかと心配したが、それは起こらなかった。しかし、彼らは忘れていない。復讐をあきらめたわけでもない。水面下で起こっていることを、見逃さないようにしなくては。
 

 

カホウカダムの壊れ方
 

ダム崩壊による浸水で伝染病の懸念…ロシア兵はすでにコレラ発病


 6月19日の韓国新聞の中央日報日本語版(https://japanese.joins.com/JArticle/305665)では、カホウカ(カホフカ)ダム崩壊により、ロシア軍が飲用水を確保するのが困難になり、汚染された水を使ってコレラにかかり、また、ウクライナ軍がクリミア半島に行く直接的なルートで攻勢を拡大したと言っている。このように、ダム崩壊はロシア軍にとって不利益しかもたらさないように思われるが、ニューヨークタイムズは、専門家の話として、ロシアが爆発物を設置した「可能性が大きい」と16日に報道し、AP通信も爆発物の乗せられた車両の写真を公開し、「その場所にロシア軍が駐屯していた」と言っているということだ。
 しかしロシア軍は自分たちに明らかな不利益をもたらすとわかっているのに、ほんとにダムを爆破したのだろうか?「Berliner Morgenpost」の取材に対し匿名のウクライナ人高官が「爆発物はロシア側にあったが、爆発したのは事故だった」と語っている。しかしこの報道は日本や英米では見受けられない。
(https://www.morgenpost.de/politik/article238622661/staudamm-ukraine-cherson-russland-schuld-putin-krieg.html)
 そして、また、事故が起こったのは、去年の11月にウクライナが撃った米国製の「ハイマース」のロケット弾がカホウカダムの水門に命中して、すでに損傷を受けていたことがきっかけになったと言っている。
(参考:ロイター https://www.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-nova-kakhovka-idJPKBN2RW0H3?fbclid=IwAR0lno-rfZNyFofMYoGYcjILXNJaNMaB34PwzxOvmk2T91WbTRL_aKMwVHU)
 つまり、貯水池の水位が上がっても、損傷を受けた水門が開けなくなっていたため、水があふれてしまい、ロシア軍はロックゲートのひとつを爆破して問題を解決しようとしたところ、ダムの大部分が誤って爆破されてしまったということだ。
 このダム崩壊のもともとの原因がアメリカがウクライナに与えた武器であることから、アメリカの新聞は明らかなことを書けず、ロシアに爆発物があったとだけ書いて、ロシアにだけ責任があるかのようににおわせているのかもしれない。日本のネットニュースではまたそれを拡大解釈して、ロシアが爆破した証拠がある、などと書いている。

 

 

  ・今日のニュース、1年前、2年前、3年前、4年前

 

 

 

 2023/6/19
 

・夕方岐阜市の長良川で、中2男子が流されたと近隣宿泊施設の従業員から通報があった。消防等が捜索したところ、長良橋の上流約170m先の対岸で見つかり、市内の病院に運ばれたが意識不明の重体。男子は友人10人と川遊びに来ていた。
(読売新聞オンライン)
・旧優生保護法下で障害などがある人たちが不妊手術を強いられた問題で、衆参の厚労委員長は両院議長に国の報告書を提出。公的機関の関与も浮き彫りに。
(朝日新聞デジタル)
・米国で去年1年間に1835冊の本が学校の図書館から「禁書」として撤去された。
(NHKニュース)

 

 2022/6/19


・18日夕方、石川県白山市森島町で小学校高学年の男子が足を滑らせて用水路に転落し、助けようとした母親も一緒に流された。親子は病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。用水路は幅が約3m、深さが約1mあって水の流れは速い。
・2年前に駅係員のアイデアから生まれた相模大野駅のチョークアート(四季の風景、定期運行を終えた特急ロマンスカー等)の精巧な筆致に反響が広がっている。
・福山市交差点で右折中の軽乗用車とフェラーリが衝突、祖父重症、9歳女児死亡。

 

 

 2021/6/19


・米政府はUFO関連の報告を25日に議会に提出する予定だが、16日にSCIFで極秘扱いの背景説明が行われた。議員達は記者団の質問に対して口が重かったが、UFOは本物で、必ずしも友好的でない宇宙人のものとしか考えられないと説明を受けたらしい。
 

 

 2020/6/19

 


・6月19日は1865年にテキサス州で奴隷制度の廃止が宣言された日。しかし現実は黒人に対する不公平な社会であることに変わりない。ドジャースのカーショー投手はツイッターで平等な社会へ変化を促すため立ち上がることを約束した。
・先月8日JR外房線の安房天津駅と安房鴨川駅の間で先頭車両が脱線した事故で、19日警察は線路に置き石をしたとして小学生の男子児童の書類を児童相談所に送った。列車には乗客や乗員など21人が乗っていたが、けが人はいなかった。
・養鶏場に鶏の死骸計約14万羽を放置したとして和歌山県警は19日有田養鶏農業協同組合(昨年経営破綻)の事務所等を動物愛護法違反の疑いで家宅捜索した。住民から悪臭の苦情が上がり、県は約1億円をかけ死骸の処分を進めている。

 

 

 2019/6/19

 


・19日午後、厚木市船子の小田急線の踏切で立ち往生した車に下りの電車が衝突し脱線する事故があった。車を運転していたのは28歳の女性で、車の故障に気づいて踏切の非常ボタンを押したが、間に合わずに、電車が衝突した。
・19日午前1時ごろ、伊勢崎市の県道を走行中の高級車フェラーリのスポーツカーが、対向車線にはみ出し、ガードパイプに衝突して炎上した。乗っていた古物商高草木優さん(67)と30歳前後の男性が意識不明の重体となった。
・「セミは地上に出てから1週間程度しか生きられない」というのは俗説で、実は1カ月くらい生きていることを、笠岡高サイエンス部の3年植松蒼さんが野外調査で“証明”した。5月に広島大の合同大会高校生の部で最優秀賞を受賞。