親から「ちょっと気になることがある…。」とか「悩んでいる…。」と、切り出されることがあります。昨日もひとつ。

悩みのない子育てなんて、あるはずがない。そもそも、悩みのない人生なんてない。
というか、前に書いたように、「知ってる(わかっている)」つもりは、なにがしかの不協和音を生むことがあると思った方がいい。だから、「悩む」ってことは、悪いことじゃなくて、「知る」こと、「気づく」こと、「学ぶ」ことのきっかけ、チャンスでもある。

だから、 

子どものことで、「悩んでいる」という親は、素晴らしい親です。

で、今回の相談は、
「爪を噛む…。噛まないで、と言っても噛んじゃうのはなぜ?マニキュアがいい⁉とか、カラシをぬればいい⁉とか周りのアドバイスがいろいろあって迷ってる…。」でした。

一言で言うなら、
「爪を噛む」という行為を止めさせる、それだけを目的とするなら、簡単な話です。
からし、マニキュア、包帯、いくらでもご提案できる。

でも、子どもは、爪が美味しくて噛んでいるわけじゃないから、それを止めさせても、本当の解決には至らない…。

爪を噛む理由は、子どもの「心のシグナル」でもある。

その行為を目にしたら、子どもの環境にある「人」「場所」「モノ」に、なにか変化がなかったか、ちょっと考えてみたい。

特に、3才半頃からは、環境の変化に敏感になるとき…。

いろいろなことを、自分の力で出来るようになってくる。なにもかもに興味津々。でも、出来ないことに戸惑いもある。悔しさもある。自信と劣等感がいったり来たり…。

いろいろなことを、自分なりに感じて、考え始める。言いたいことは山ほどあるのに、伝え方がわからない苛立たしさに悩む…。

えっ👀⁉子どもがそんなこと悩むの?

って、それは、本当の話。

私たち大人だって、そうだったはず…。

子どもだって、悩みをもっている。

子どもの悩みは、ひとつじゃない。

でも、少なくとも、爪を噛んでいるときは、無意識に、何かを感じてる…。それが形になって見えてるだけのこと…。

爪を噛んでいる「行為」ではなく、どんな「状況」で、その行為がみられるか、そこから、子どもが何を感じているか、なにがしかのヘルプが出来るかもしれません。

まずは、

子どもの環境に、なにか、今までと違うことが起こっていないか?

子どもに戸惑う様子やイライラがみられることはないか?

子どもが、自分の気持ちを伝えるチャンス、時間をつくっているか?

大人からの言葉や言い聞かせが、一方的になっていなかったか?

子どもが安心感を抱けるスキンシップを行っていたか?

そして、
 子ども自身が、自己肯定感を抱き、自信をもって、自分を表現できる環境があるか?

と、まあ本当に、私は、いろいろ考えます。

と言いつつ、私は、子どもとキャハハと笑って遊ぶ…。

そして、抱きしめる…。

悩みは、ひとつじゃない。
子ども、親、私、みんなもってる。

嬉しいことは、ねぇ、聴いて、ねぇ、見て、を伝えあえる「人」が、傍らに存在しているってことかもしれない…。

悩みは、尽きない。喜びも尽きない。

お高いに、全てを知れる(わかる)わけではないけれど、認めあい、受けとめあい、喜びをわかちあう関係は、育むことができるはず…。

私は、そう信じてる…。