質問は怖い
世界の最前線で活躍している人やなかなか出会えないような人と運よく会えることがある。そういう場ではたいてい相手が親切にこう言ってくれる。「質問はありますか?」本当に親切心あふれる時間だ。しかしこの瞬間こちらは「質問」という魔物と向き合うことになる。なぜ魔物なのかというと質問者の立ち位置がそのまま現れるからだ。質問者がどこから世界を見てどの高さで考えているのか。知性も在り方も、ほんの一言で丸裸になる。経験の多い相手には一瞬でバレてしまう。質問は怖い。だからこそ私はこういう機会が巡ってきたときには必ず質問をする、と決めている。相手が誰であっても例外はない。窮地に立たされても手を挙げるほか選択肢はない。今回はアメリカで長寿研究の最前線にたつ博士に質問した。100回の1回くらいの頻度で起こるが「あんな質問をされて嬉しかった」と楽屋裏からも伝えてくれるということがあった。その時の声は、本やネットに書かれていない〝生〟に触れる瞬間だった。繰り返すようだが今回のように毎回ヒットするものでもないしむしろ下手くそからのスタートだ。うまく行ったと思えることなんてないので今回も「え?」とわたし自身は思った。質問ができるまでにはその何倍も失敗をし今でも試行錯誤は続いている。やってきた中で1つリアリティをもって言えるのは質問とは「質問者が何かをもらう時間」ではないということだ。結果としてもらってしまうだけであってもらおうとするのではない。質問を勘違いしている時人は「自分の聞きたいこと」を聞く。どうやったら自分はうまくいくか?最悪なことに調べればすぐに分かることを聞く人もいる。こういった質問をすると親切な相手は階段を降りてくれる。こちらの理解できる位置まで降りて説明をしてくれる。質問した側は満足する。いい話が聞けたと思うしうまく質問できたと感じるかもしれない。しかしその瞬間本来見るべきだった世界の窓は閉じてしまう。相手が本当に生きている場所で情熱を向けている領域。その人にしか見えていない景色。自分の関心だけで質問している限りそれらは決して渡されない。相手の世界を崩さないまま相手が使っている言葉のままその人が感じていることに触れる問いを探す。つまり、相手が話したいことを聞くのだ。相手が自分の言葉で語り始めると空気が変わる。話し方や表情が変わりその人の中にあるものがそのまま現れてくる。理解はできないが、感じることだけができる。相手が話したいことを聞くのは簡単なことではないので私はせめて相手の無意識の動きを拾う練習をしている。相手にとっては当たり前だが異常性のある点や何気ない言葉や動作の違和感に注意を向ける。とにもかくにも相手そのものに興味を向けるということだ。...これは特別な場だけの話ではない。普段の会話でも同じことが起きている。質問の仕方ひとつで関係は深くもなるし、簡単に遠ざかる。わたしも質問をうけることが多くある。「あなたに興味をもって質問をしている」と相手は言うけれど、とてもこちらに興味があるとは感じられないこともある。体験して初めて、質問の恐ろしさを痛感し、わたしは誰かにこのような質問風味なことをしてしまってないかとチェックをする時間となる。そうしない自分でありたいと思う。自分の話を始めて満足してしまう人も多くいる。そういう場合はこちらが伝えることはなくなっていく。自分の話をしたい人はChatGPTに話しかけた方がいい。きっとあなたの気持ちのいい反応を返してくれることだろう。※ただし例外もある。自分の話をしているようで、相手のために話を続けてくれる人もいる。世間と常識がひっくり返るような端っこのルールに立っている人に多い。非常に親切だしそういう人の前ではこちらは太刀打ちできない。ロサンゼルスで活躍している私のプロデューサーも質問がとても上手い。みんなが彼に話を聞きに来るが、気がつくと立場が逆転しプロデューサーが質問をしている。話を聞きに来たはずの人が嬉しそうに自分の話をして帰っていく。相手に興味をもつということを姿で教えてくれている。質問という魔物のおかげで様々なことを学んでいる。どれだけ相手に興味を持てるか。どれだけ相手を感じられるか。理解できないものをそのまま感じられるか。何をインタビューするんだろうNotion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.A tool that connects everyday work into one space. It gives you and your teams AI tools—search, writing, note-taking—inside an all-in-one, flexible workspace.decisive-tango-32c.notion.site↑そのプロデューサーが今度インタビュアーになる回があるようだ。インタビューする側に私は興味がある。サロンのご案内◆ホームページはこちら → ◆サロンメニューはこちら →メニュー・料金◆診断のご予約はこちら →ご予約京都・大阪・滋賀・和歌山・奈良・兵庫・三重・鳥取・岡山・愛知・東京・埼玉・徳島・島根・高知・佐賀・宮崎・北海道全国各地20代〜60代と幅広くお越しいただいています。◆サロンの場所→ JR桂川駅 徒歩すぐ◆ お問合せはこちら →お問い合わせフォームインスタグラム