キッチンの排水溝から、ヤツが現れました。

朝の4時だというのに、悲鳴をあげてしまいました。


カサカサカサ…っ!
敵はいとも簡単にシンクを昇り、
クッキングヒーターの方へ。

ヒーターの上には、洗い終わったばかりのフライパンや鍋が、山積みのまま。

狭いキッチンなので、敵は鍋らの影に隠れ、見えなくなってしまいました。


音はせずとも、気配は感ず。

暫く膠着状態が続き、


「せいやっ!」


…つづく。