時々なにを考えているのか分からない時がある
顔の表情は切なそうなのに楽しい話をし始めたり
笑ってたと思ったら急に話の内容転換したり
彼の事で知らない事がまだまだあり過ぎて
それでも私は少しずつ知っていく彼の新しい部分に
惹かれていってたのだ
彼は朝起きると私を起こす事なく
勝手に準備をして静かに支度をし始めた
私は隣に彼がいる心地良さを実感して
映画を観に行ける幸せを噛み締めた
私は「おはよう」と言って
彼は「おはよう」と言った
支度も済んで、映画館へ向かう途中
私達は誰が見ようとカップル以外の何者でもなく
「ねえ、私達って何?」
「友達だよね、言ってたじゃん?」
期待してた結果とは違う答えが返ってきて
思いっきり膨らませた風船が突如得体の知れない
岩か何かまあなんでもいい
その何かで思いっきり割られたかのような気分
「そうだったよね友達だよね!!!」
笑顔でそう答えるしか出来なくて
この時の私は期待をし過ぎてて
また勝手に落ち込んでた
懐かしく思うけどそんなに懐かしくもない
鮮明に覚えてる思い出
幸いにも、映画を見るという予定があったおかげで
私のメンタルは平常心を保つことが出来てた
あの日烏が路上に沢山集まって止まっていて
「烏ってなんか嫌い」
「あーなんか分かるかも」
そんな会話をして映画館に行く前に
2人でもんじゃを食べた
軽くお酒を入れて
つくづく一緒に飲める人っていいなって思った
