その日の朝
私たち2人は駅で落ち合った
そこから電車に1時間ほど揺られて
駅を降りた彼はこう言った
「俺って男らしくないでしょ?」
私はその言葉にこう投げ掛けた
「うん、男らしくない」
「でも、男らしさってさ必要なのかな
それを言ったら私も女らしくはない」
彼は、驚いた顔をしてたと思う。
この時初めて彼から自分の弱音を聞けた気がして
少しだけ嬉しかった
続けて彼はこう呟いた
「コンプレックスというかさ、自分の顔も好き
じゃないし好き嫌いも多いしそれは3ちゃんも
だと思うけど〜」
彼から自分のコンプレックスを聞いた。
何故今私に、そんな話をするのだろう
その日はその後2人でお酒を飲んで
公園を散歩して歩いてボートにも乗った
沢山写真も撮った
楽しかったんだ
また、帰りが近づいてきて彼は私にもう一件
だけどこかで軽くお酒を飲もうと言った
楽しかったねって話しながら
2人で色んな話をした
「この間の映画、もし俺らが付き合ってる状態
で観たらどうだったんだろうって思った」
「急に切り替えることは出来なくて、俺は3ちゃんが
好きなんだよ」
初めて好きって言われた。
私はその言葉が何よりも嬉しくて
その日の事も忘れることはないと思う
2人でこれからまた宜しくねって話して
お店を出て
駅まで歩いて
またねって言って帰った。
沢山未来の話もした。私はもう満足で
彼の事で頭がいっぱいになってたんだ
大切な事はいつもいつもその時には気付かなくて
後からこうしてればなとかあぁしてればなとか
思う事は沢山出来る
だから私は今でも本当にその日最後にしようって
決めて会ったことも後悔はしていない
誰かに聞いた
出会いは別れだと
少し幸せな気持ちもあるのだけれど
どうしてこんなにも虚しくなったりするんだろう
1人の夜が情けなくて本当に本当にちっぽけな自分
