数ある「近未来航空機」の中で「これなら乗ってみたい…。」と思わせてくれるものが、ついに登場しました。 半世紀も停滞している我が国の「空」を置き去りにする、悔しく残念ですが、ワクワクするニュースです。

 本年11月19日、初飛行に成功した「Electra Model EL-2 “Goldfinch」は、空力安定性・経済性に於いて現実的な実用性を感じさせてくれる、固定翼機の正常進化型に見えます。

 因みに「空飛ぶ車」と称する回転翼:進化型タイプには、安全性・経済性に於いて実用的な発展性があるとは思えません。

 9人乗りの量産プロトタイプは、2025年に初飛行、2028年にFAAの認証を得て就航させると、アナウンスしています。既存のヘリポートを利用した運用イメージは、堅実な実現性を感じます。

 大翼弦長のフラップに8基のプロペラ交流を吹き付ける方式は、離陸滑走距離:100mを謳っているので、新明和「US-2」の揚力係数を越えるのかもしれません。

 理に適った技術解説はもとより、半世紀以上の飛行機ファンを、「格好良い…!」とうならせるスタイリングです。格好いい飛行機こそが良い飛行機だと信じています。

「ホンダ:eVTOL」と同様、パワープラントにガスタービンと電気モーターのハイブリッドを採用している点も、堅実で実現性の高い技術だと思います。

 https://youtu.be/PjdmNp-xL3U

 今からでも遅くなんかありません。この国の「夢見る若い優秀な才能」が、この「金色の

フィンチ」を越えることを期待しています。


via ミルトマップ木工房
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