母の日。
母のことは大切に思うけど、ちょっと距離が必要な時もある。。
今はその時なんだけど、タイミング悪く(良くかな?)母の日で
母のことを考えてた。
コロナウイルスのことでマスクだ備蓄だってなっていた頃、
私は心配とか不安とかほとんどなかったの。
予定がキャンセルになっても、家にいる時間も悪くないと思えたし、
かといってステイホームに縛られる気もなくて、
平日は家にいて、休日は出かけてた。
緊急事態宣言が出されるまでは外食もしていたし、
むしろいつも行っているお店は応援したいと思って食べに行ったりしてた。
3月のある日、母から電話があって、
『身延に行きたいんだけど、〇〇が電車に乗っちゃダメだって言うの』
と言われ、
(身延というのは母の田舎。〇〇は私の姉)
私は『大丈夫だよ。行っておいでよ。電車が空いていて、かえって快適かもよ』
と言い、
母は出かけました。
母は私に電話して、私に背中を押して欲しかったわけです。
それからコロナの状況は深刻になっていきましたが、
それでも私に不安はなく、穏やかな日常のつもりでした。
ある日曜日、一日出かけて夜家に帰ると、
息子が母から電話があったと伝えてくれました。
母に折り返し電話をかけると、
いきなり
『こんな時間までどこ行ってたの!』
あ〜〜〜〜〜、出た。
今まで何度も経験した母の口調。
一日楽しく過ごした気持ちが一気に台無しです。
その後も母の口からは
『コロナに感染していたらどうするの』
『子供たちにうつしたらどうするの』
『母親のくせに晩ご飯も作らないなんて』
『遊んでてコロナになったらみっともない』
言い始めると止まりません。
もううんざり。
母の『みっともないことしないで。』は私の呪いでした。
他にも呪いの言葉は色々あるけど、『みっともない』と『のろま』は特に強烈に染み込んでいて、
私はずっと、自分をみっともない人間だと思ってた。
占星術を学んだり、自分を見つめたり、
今は昔ほどの自己肯定感の低さは無くなったと思っていたけど、
久しぶりに聞いた母の怒った口調で一気に引き戻されました。
「自分だって身延まで行ってたじゃん」
「今だって毎日スーパーいってるじゃん」
言い返したいけど言えない。
「心配かけてごめんね」
なんの感情も込めずに棒読みで言って電話を終えました。
母に悪気はない。
母はのことを心配しているんだ。
私に冷たく電話を切られて母の方こそ傷ついているかもしれない。
そう自分に言い聞かせて、
大人気ない対応を反省して、
気持ちを切り替えるけど、
それから何日も経っているのに気持ちが晴れないの。
次の週末にはまたお出かけしたけど、
なんだか悪いことをしている気分。
母の言葉なんて気にしなくていい。
テレビから刷り込まれた情報で不安になった気持ちを私にぶつけただけだ。
誰の言葉を採用するかは私が決めるんだ。
いくらそう思っていても、
ネガティヴに引っ張られてしまうの。
本当は母の日に、会えなくても電話して、
『自粛が解けたら食事に行こうね』って言えばいいんだけど。
今はまだ優しい気持ちになれなくて、
メールだけで済ませちゃった。
あと何回会えるかわからない母に優しくできなかった。
メールを打つ文さえ書けなくて、
ウェブデザイナーのお友達が作ってくれた画像を送るだけで済ませちゃった。
母の日だって言うのに優しくできない自分にダメ出しが始まって、
同時に、こんなに大人になっても
母の顔色を伺っている自分にわら笑えてくる。
うそ。泣けてくる。
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追記
占星術を教えてくれているお友達の動画で、
【お宮わけ】って言う言葉を知りました。
私はまだそれができていないのかな。
こうやって、必要な時に必要なメッセージがとどくの、ありがたいな。