俺は、
会社に出勤した。
すると、
管理部の歳上お姉たまが、
※俺は40代
宅急便の荷物を受け取って、
これ、
さてぃさんの部署の荷物ですよ。
わたし、重いの駄目だから、
よろしくー。
と。俺に言った。
俺だって、
ペースメーカーも入れてるし、
重いの駄目なんだすけど・・・
って思いながら、
床を引きずっていこうと、
荷物に手をかけた、
そっ、
その時ッ



ティリテッテ、ティリテッテ、
ティリテッテテーーーーーーっ
手。
誰かの手が、
にょきにょき〜
伸びてきたー
そ、
それは、
近くの席に座っている、
エンジニアの
サトゥーさんッ。
の手




サトゥーさんは、
何も言わずに、
重たい荷物を持ち上げて、
そして運んでくれた。
とても素早い行動だったっ
この前、
入院した時に
ほとんどの社員が俺が病気って事を知ったはず。
※心臓病まではさておき
だから、
サトゥーさんも、
俺の身体を気遣ってくれたんだ。
何も言わずに。
ササッと。
ありがとう、
サトゥーさん。
俺は、
心の中で、
号泣しながら
サトゥーさんに、
ありがとうっ
って、
お礼を言った。