数日間家を探した。
お金は太一の親が出してくれるらしい。
初めて知ったけど彼の両親は学校の先生で裕福らしかった。
太一は同い年で、出身は愛媛。
いろんな所を転々としてたのは知ってたけど先生やってる親がそれを許してるなんてびっくりした。
家の契約をするために、わざわざ愛媛から東京にくる親ってどんだけ甘いんだ?
家出してから、金銭面で親に頼らなかったあたしは太一の根性にドン引きした。
洗濯機とか冷蔵庫まで親に買ってもらった。
太一のお父さんが言った。
援助するのはこれで最後にするから後はしっかり働いて2人で生活していきなさいと。
あたしはお礼を言ってこれから頑張ろうと決めた。
新しい家は杉並区。
家賃7万5千円くらいだったかな?
1Kのロフト付きのキレイな部屋だった。
引っ越してからあたしたちはバイトを探した。
夜の仕事からは完全に足を洗うことにした。
やり直すためにここに来たんだから。
太一はファミレスで、あたしは天丼屋のバイトに決まった。
なんていうか、太一は根っからの甘えたで、バイトも月5万くらいしか稼いで来なかった。
一方あたしは朝から晩まで働き、最高で手取り17万ほど稼いでいた。
立場は完全にあたしが男役、太一はまるで家事もロクにしないで家でゴロゴロしてるダメ主婦のようだった。
その変わりギャンブルは強かった!!
スピードくじで5万円当てたりパチンコもほぼ勝っていた。
あたしたちは特に付き合おうとは言ってなかった。
セックスもしなかった。
密室にいて抱かれないなんて初めてだった。
だからあたしは友達だと思ってたんだ。
人が一生懸命働いてるのに、グータラな彼にイライラしながらも、あたしは太一の事がだんだん好きになっていった。
いつも行き当たりばったりで、適当に生きてる彼と一緒にいるのはとても楽しかった。
気づけばいつも笑っていたんだ。
そして彼はあたしのワガママをなんでも聞いてくれた。
バイト帰り毎日迎えに来てとか、マッサージしてとか、PSの時代にスーファミしたくなったから手に入れてきてとか、外なのにおんぶしてとか。
それを笑顔で聞いてくれる彼が大好きだった。(デブだけど)
でも…あたしは苦しくなった
彼はあたしの事なんとも思ってないんだと。
だって一緒に住んでて抱かないって無いでしょ。
傷つきたくないあたしは、また悪いクセがでた。
バイト先で知り合った人とコソコソ連絡を取りだしたんだ。
ある日家にいるときにその人から電話がかかってきて太一にバレた。
もちろん連絡取ってただけでデートとかはしていない。(てか暇がなかった)
今まで何又もかけてきたあたしだけど浮気(?)がバレたのはこれが初めてだった。
太一はめちゃくちゃ怒ってた。
『だってあたしタイに付き合おうとか言われてないもん!エッチもしないし恋愛対象じゃないんでしょ!!』
「さやちゃん…。俺がエッチしないのはさやちゃんの体を心配してるからやで。子供おろしてるやろ?俺さやちゃんと結婚したいと思ってるから子供できない体になったら嫌だと思って我慢してるだけやで。さやちゃん面食いやし俺が太ったから好きになれなかったん…?」
太一は泣いていた。
いつも明るい太一の初めて見る涙だった。
そんなに大切に想っていてくれた事が嬉しかった。
実際に彼と付き合ってエッチをしたのは片手で数えられるくらいだった。
人を傷つけて、傷ついた顔を見て、あたしは初めて胸を痛めたんだ…。
あたしはもう2度と裏切らないと彼に誓った。
真剣に変わろうと思った。
平気で嘘つく自分。
平気で裏切れる自分。
意志が弱い自分。
元カレから受けた裏切りにいつまでも執着している自分。
そんな自分を捨てようと。
それからは毎日ケンカしながらも超仲良しで毎日が幸せだった。
しかし休みも取らず働く事に疲れてしまった。
それもこれも太一に甲斐性がないからだ。
人一倍食うのに稼げない、そして料理もできない。
いくら稼いでも外食ばかりじゃお金が持たなかった。
東京にきて半年、あたしたちは自立をリタイアして彼の実家にお世話になる事にした。
続く
お金は太一の親が出してくれるらしい。
初めて知ったけど彼の両親は学校の先生で裕福らしかった。
太一は同い年で、出身は愛媛。
いろんな所を転々としてたのは知ってたけど先生やってる親がそれを許してるなんてびっくりした。
家の契約をするために、わざわざ愛媛から東京にくる親ってどんだけ甘いんだ?
家出してから、金銭面で親に頼らなかったあたしは太一の根性にドン引きした。
洗濯機とか冷蔵庫まで親に買ってもらった。
太一のお父さんが言った。
援助するのはこれで最後にするから後はしっかり働いて2人で生活していきなさいと。
あたしはお礼を言ってこれから頑張ろうと決めた。
新しい家は杉並区。
家賃7万5千円くらいだったかな?
1Kのロフト付きのキレイな部屋だった。
引っ越してからあたしたちはバイトを探した。
夜の仕事からは完全に足を洗うことにした。
やり直すためにここに来たんだから。
太一はファミレスで、あたしは天丼屋のバイトに決まった。
なんていうか、太一は根っからの甘えたで、バイトも月5万くらいしか稼いで来なかった。
一方あたしは朝から晩まで働き、最高で手取り17万ほど稼いでいた。
立場は完全にあたしが男役、太一はまるで家事もロクにしないで家でゴロゴロしてるダメ主婦のようだった。
その変わりギャンブルは強かった!!
スピードくじで5万円当てたりパチンコもほぼ勝っていた。
あたしたちは特に付き合おうとは言ってなかった。
セックスもしなかった。
密室にいて抱かれないなんて初めてだった。
だからあたしは友達だと思ってたんだ。
人が一生懸命働いてるのに、グータラな彼にイライラしながらも、あたしは太一の事がだんだん好きになっていった。
いつも行き当たりばったりで、適当に生きてる彼と一緒にいるのはとても楽しかった。
気づけばいつも笑っていたんだ。
そして彼はあたしのワガママをなんでも聞いてくれた。
バイト帰り毎日迎えに来てとか、マッサージしてとか、PSの時代にスーファミしたくなったから手に入れてきてとか、外なのにおんぶしてとか。
それを笑顔で聞いてくれる彼が大好きだった。(デブだけど)
でも…あたしは苦しくなった
彼はあたしの事なんとも思ってないんだと。
だって一緒に住んでて抱かないって無いでしょ。
傷つきたくないあたしは、また悪いクセがでた。
バイト先で知り合った人とコソコソ連絡を取りだしたんだ。
ある日家にいるときにその人から電話がかかってきて太一にバレた。
もちろん連絡取ってただけでデートとかはしていない。(てか暇がなかった)
今まで何又もかけてきたあたしだけど浮気(?)がバレたのはこれが初めてだった。
太一はめちゃくちゃ怒ってた。
『だってあたしタイに付き合おうとか言われてないもん!エッチもしないし恋愛対象じゃないんでしょ!!』
「さやちゃん…。俺がエッチしないのはさやちゃんの体を心配してるからやで。子供おろしてるやろ?俺さやちゃんと結婚したいと思ってるから子供できない体になったら嫌だと思って我慢してるだけやで。さやちゃん面食いやし俺が太ったから好きになれなかったん…?」
太一は泣いていた。
いつも明るい太一の初めて見る涙だった。
そんなに大切に想っていてくれた事が嬉しかった。
実際に彼と付き合ってエッチをしたのは片手で数えられるくらいだった。
人を傷つけて、傷ついた顔を見て、あたしは初めて胸を痛めたんだ…。
あたしはもう2度と裏切らないと彼に誓った。
真剣に変わろうと思った。
平気で嘘つく自分。
平気で裏切れる自分。
意志が弱い自分。
元カレから受けた裏切りにいつまでも執着している自分。
そんな自分を捨てようと。
それからは毎日ケンカしながらも超仲良しで毎日が幸せだった。
しかし休みも取らず働く事に疲れてしまった。
それもこれも太一に甲斐性がないからだ。
人一倍食うのに稼げない、そして料理もできない。
いくら稼いでも外食ばかりじゃお金が持たなかった。
東京にきて半年、あたしたちは自立をリタイアして彼の実家にお世話になる事にした。
続く