すべてにウンザリしていた頃…久しぶりに太一から電話があった。
太一とはナンパで知り合ったんだけど、恋愛感情はなくあたしの数少ない友達でした。
電話の内容は近況報告だった。
普段あたしは自分の事を友達に話さなかったんだけど、その時は疲れすぎて太一に最近の事を話した。
あたしは〇〇中の彼氏から逃げてきた事。
犯罪を犯した彼氏のとばっちりが来て実家にまで警察が来た事。
妊娠して中絶した事。
不倫をして家庭を崩壊させた事。
何しても満たされなくて何もやる気になれない事…。
すべてを話した。
太一はそれを黙って聞いてくれた。
そして言った。
「いくらでもやり直せるよ。変わりたいなら俺んとこ来いよ。前みたいにバカな事して笑って過ごそうや。」
“やり直せる”
その言葉があたしの胸に響いた。
最近涙すら枯れていたのに、ダムが崩壊したように沢山の涙が溢れてきた。
しゃべる事も満足にできないほど泣きじゃくり、あたしは普通の女の子に戻りたかったんだと自覚した。
呼吸が落ち着いてからゆっくりと話し始めた。
『ホントにやり直せるなら太一の所行くわ。今…どこ??』
「それが東京やねんな~。」
『はぁ??なんで?』
「なんとなく(笑)そこにいてもさやかはダメになるから早く来いよ!」
電話を切りあたしは決心した。
行くか……………東京!!!
今思えばこの決断をしていなかったら、今のあたしはなかった。
それくらいあたしの人生に大きな影響を与えたのがこの太一だった。
あたしはすぐに退室の手続きや、仕事を辞める準備をした。飛ばしの携帯もそのまま捨てた。
母にも東京に行く事を伝え、もちろん反対されたけどいつも通り押しきった。
母ももう何言っても無駄だと諦めていた。
そして準備が整い夜光バスで東京に。
朝東京につき、太一を探す。
後ろから声をかけられ…振り向く。
……………?
………………………………?
………………………………………………………………………………………………………誰デスカ?
なんと太一は太っていた(°□°;)
もともとガッチリしていた彼だったけど、明らかにブヨブヨ。
当時あたしの体重は47㎏くらい。
ぽっちゃりしていたので無いものを求めるのか、あたしは細い人しか受け入れられなかった。
太一はハッキリ言ってかなりのイケメンだった。
そのイケメンが…顔の肉に顔のパーツが押され…なんて表現したらいいのかな。
文字で書くのは難しいんだけど、とにかくクリクリだった目も少し細くなり、お腹もスイカのよう…。
正直引いてしまった。
「あははー。太ったやろー。肺炎なって治ってからなんか食欲旺盛でー。」
『それにしてもその巨大化はないやろ!!あたしが太ってる人無理なの知ってて黙ってるなんて詐欺やわ!引くわー。まぁこんなとこまで来ちゃったししゃーないな。家連れてってよ。』
「相変わらずハッキリしてるなー。そう言われると思ったっ。」
彼は太った事を全く気にせず笑っていた。
案内された先は板橋区。(だったかな?)
ワンルームの小さなマンスリーマンションだった。
「ここもうすぐ出ないとあかんから今から新しい家探しに行こ!」
『はぁぁぁぁ
これから借りるの
あんたお金は
』
「これ最後の1万円(笑)」
……終わった。
浪費家のあたしがお金を持ってるわけもなく…。
「なんとかなるって!!さ、行こ♪」
太って別人になったものの彼の楽天的な性格は健在だった…………。
続く
太一とはナンパで知り合ったんだけど、恋愛感情はなくあたしの数少ない友達でした。
電話の内容は近況報告だった。
普段あたしは自分の事を友達に話さなかったんだけど、その時は疲れすぎて太一に最近の事を話した。
あたしは〇〇中の彼氏から逃げてきた事。
犯罪を犯した彼氏のとばっちりが来て実家にまで警察が来た事。
妊娠して中絶した事。
不倫をして家庭を崩壊させた事。
何しても満たされなくて何もやる気になれない事…。
すべてを話した。
太一はそれを黙って聞いてくれた。
そして言った。
「いくらでもやり直せるよ。変わりたいなら俺んとこ来いよ。前みたいにバカな事して笑って過ごそうや。」
“やり直せる”
その言葉があたしの胸に響いた。
最近涙すら枯れていたのに、ダムが崩壊したように沢山の涙が溢れてきた。
しゃべる事も満足にできないほど泣きじゃくり、あたしは普通の女の子に戻りたかったんだと自覚した。
呼吸が落ち着いてからゆっくりと話し始めた。
『ホントにやり直せるなら太一の所行くわ。今…どこ??』
「それが東京やねんな~。」
『はぁ??なんで?』
「なんとなく(笑)そこにいてもさやかはダメになるから早く来いよ!」
電話を切りあたしは決心した。
行くか……………東京!!!
今思えばこの決断をしていなかったら、今のあたしはなかった。
それくらいあたしの人生に大きな影響を与えたのがこの太一だった。
あたしはすぐに退室の手続きや、仕事を辞める準備をした。飛ばしの携帯もそのまま捨てた。
母にも東京に行く事を伝え、もちろん反対されたけどいつも通り押しきった。
母ももう何言っても無駄だと諦めていた。
そして準備が整い夜光バスで東京に。
朝東京につき、太一を探す。
後ろから声をかけられ…振り向く。
……………?
………………………………?
………………………………………………………………………………………………………誰デスカ?
なんと太一は太っていた(°□°;)
もともとガッチリしていた彼だったけど、明らかにブヨブヨ。
当時あたしの体重は47㎏くらい。
ぽっちゃりしていたので無いものを求めるのか、あたしは細い人しか受け入れられなかった。
太一はハッキリ言ってかなりのイケメンだった。
そのイケメンが…顔の肉に顔のパーツが押され…なんて表現したらいいのかな。
文字で書くのは難しいんだけど、とにかくクリクリだった目も少し細くなり、お腹もスイカのよう…。
正直引いてしまった。
「あははー。太ったやろー。肺炎なって治ってからなんか食欲旺盛でー。」
『それにしてもその巨大化はないやろ!!あたしが太ってる人無理なの知ってて黙ってるなんて詐欺やわ!引くわー。まぁこんなとこまで来ちゃったししゃーないな。家連れてってよ。』
「相変わらずハッキリしてるなー。そう言われると思ったっ。」
彼は太った事を全く気にせず笑っていた。
案内された先は板橋区。(だったかな?)
ワンルームの小さなマンスリーマンションだった。
「ここもうすぐ出ないとあかんから今から新しい家探しに行こ!」
『はぁぁぁぁ
これから借りるの
あんたお金は
』「これ最後の1万円(笑)」
……終わった。
浪費家のあたしがお金を持ってるわけもなく…。
「なんとかなるって!!さ、行こ♪」
太って別人になったものの彼の楽天的な性格は健在だった…………。
続く