帰り道に何を話したかは、あまり覚えていない。
とにかく私は笑顔がひきつらないようにしていた。
誰が悪いわけでもない
私が悪いんだ
そう言い聞かせて気持ちを落ち着かせた。
まだ大丈夫、そこまでカジさんにハマっていないんだ。
今ならまだ失恋じゃない。
ショックじゃない。
本当はそう思わないとショックで泣きそうだった。
自分でもなんでそこまで思いつめたのかわからない。
ただ、カジさんを全面的に信用してたからだ。
『カジさんにはショック受けたわー』
愛梨から帰り道にメールが入った。
私は何事もなかったように
ビックリしたよねってメールだけを返した。
やっぱり簡単に人に心を許しちゃいけないな。
私は今まで以上にガードが堅くなった。