松本潤様
お誕生日おめでとうございます。


松本さんの
正義感
責任感
未来を見通し 最善な未来を掴もうとする努力
皆を巻き込み 夢を叶えていく熱意
そして
嵐への愛情

全てが大好きで
尊敬しています。



これからも
嵐の薬箱で。




そして、
どんな形であろうとも
ずっと芸能界のトップランナーとして
活躍していただきたいと思います。




(イラストは
この企画の主催者瑞樹さんから
お借りしました。

瑞樹さん 本当にありがとうございます。)








 





本日は、

勝手に 松本潤様御生誕記念奉納話として

「むかえに行くよ」という

お話を一日 ご奉納いたします。




ここでは ショートストーリーとして、

そのお話の 途中の部分だけ

お送りします。




読んでいただけると嬉しいです。








 ​むかえに行くよ EP  0(zero)


 




 「少尉、少尉。

お帰りなさい。」



少尉が帰ってきた。

いつ見ても俺の少尉はかっこいい。


少尉の自宅である

松本伯爵家でのお留守番。

若手の歌舞伎役者の俺は

自分の芝居のお稽古が終われば、

いつも、

このお屋敷で少尉の帰りを待ってるんだ。





「ただいま。」




低い落ち着いた声で、

俺に帰宅の挨拶をする姿でさえ

惚れ惚れして、見惚れちゃう。





少尉の階級を表す肩章も、

暗灰緑(カーキ)色の軍服も

控えめなのに 凛々しく何事にも秀でている 

俺の少尉の人となりを表している。    






そんな少尉に飛びつくように抱きつくと、



 




「雅紀。

いい子にしてたか?」



俺の頭を撫でながら 帰宅の挨拶をする少尉。


もう。

いつまで経っても子供扱い。

俺もいい歳なんだけどな。


でも

仕方ない。


あんな出会い方をしてしまったんだ。


このように 少尉のすむ松本伯爵家の屋敷に

自由に出入りする現在となっても

少尉にとっては

俺は守るべき子供のままなんだろう。





「少尉。

今日は何をしますか?

大槍の稽古をつけてもらえますか?」






がしがしと

大きな手で俺の頭を撫でたあと

少尉が俺の目を覗き込む。




「なぁ。雅紀。

いつまで俺のことを 少尉って呼ぶんだ?


どうやって呼べばいいか

教えただろ?」



「あ、ごめんなさい。

潤。」





まだ

潤と呼ぶのは少し気恥ずかしい。

やっぱり 松本潤少尉は 俺にとって 憧れの人だし、

いつまで経っても勝てないし

少尉は少尉だからだ。





「ふふ。

雅紀は可愛いな。


そして 強いし聡い。


俺がいなくなっても 

自分と自分の周りのやつを護れる人になってくれよ。」





潤が、

俺の目に合わせて

俺の顔を覗き込む。


潤の目は少し悲しそうで

何か憂いを秘めているようだ。



「どうしたの?潤。」



「ああ。

少し世界がきな臭くなってきたからな。

俺の出番が来るのも近そうだ。



この大正の御代を守るためには、

俺も現場に出なくてはいけないらしい。

この前の露西亜との戦いは、

勝利を収めたのだがな。




せめて、俺が少尉ではなく大尉だったら

現場は免除されて

そんなに現場の戦線にすぐに出ないですむから、


ずっとここで

お前を守ってやれるのにな。」



俺にはよくわからないけど、

今まで軍のおかけで平和だったこの日の本も

また 何やら他の国との諍いがあるらしい。

潤は、

それを平らかにするために軍に従事しているのだとは知っているけど、

歌舞伎役者の俺みたいに平民で

毎日の暮らしのことだけ考えてられれば良いのにと思う。





「潤。

行かないで。

俺のそばにずっといて。」





ぎゅっと

潤の腰に両腕を巻き付ければ、

潤が俺を抱きしめ返す。



「雅紀。


早く、

身分とか 職業とか 考えずに

好きな人が好きな人同士

幸せに仲良く暮らす世の中が来るといいな。」



来るよ。

絶対 そういう時はくる。


将校でありながらも

俺みたいな芸能に携わるものにも関心が深く

世の中の民の誰にでも優しい潤。


そして

俺や潤みたいに

人には認められにくい仲の人にも

潤は、とても優しいし公平だ。





そんな潤がお国のために頑張ってるんだもん。


絶対 そういう日は来るって。



何にも言えないけど、

思いをこめて、潤をぎゅっと抱き返すと、


潤が俺の耳に囁く。



「雅紀。

時間が勿体無いから

今日は 大槍ではなくて

違う稽古にしよう。


そう、

お前が俺の腕の中で

俺の名前を呼べる稽古。


何度もその可愛い声で

甘く切なく

俺の名前を呼んでくれよ。」



潤が、俺をそっと抱き上げると

簡単に横抱きにして

そのまま 寝室の方へと連れて行った。









⭐︎むかえに行くよ EP 0  おしまい⭐︎











本編は 7時より。

7話にわたって

松本少尉と雅紀くんの出会いから

お話をお送りさせていただきます。


(なので、

このお話は出会った後のお話なのです。

というわけで、

エピソード0(ZERO)にしました。)




もしよろしければ その時にお会いできれば嬉しいです。





また、

瑞樹さんには、


このように皆さんとお祝いをする機会を与えていただき

本当に感謝します。




松本潤様が、

自分らしく

いきいきと活躍する一年でありますように。



素晴らしい一年が、

松本さんとその周りの方と

松本さんを好きな全ての方に

もたらされますように。





心よりお祈りさせていただきます。





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