「あ、みんな・・・」

不安と期待で声がかすれる。
一人一人とは、それこそ骨の髄まで知り尽くして
甘く溺れる関係だけど、
4人いっぺんに ベッドの上から
顔を覗き込まれるのは 初めてだ。


「ほんと うちの姫は、
やんちゃだからな。
少しは俺たちの本気ってものを見せてやらなくちゃな。」


ベッドに仰向けに転がされた 俺の両手を縛り付けるかのように
頭の上に座って押さえつけるのは 翔さん。



「翔さん。
そうだな。
俺たち一人ひとりが、こいつに甘いのを知ってるんだよ。
ニノは。

でも、怖くないよ。
俺たちが、優しく苦しめてあげるから。」


ちゅ。ちゅ。ちゅ。

潤が俺の耳元をくすぐるように
俺に言い聞かせるように キスの雨を降らす。

「は。ふ。うふぅ。」

甘いキスは俺の力がどんどん抜けていく魔法。
両手を縛られて、こわばった体がどんどんと期待に溶けていく。



「ほんと、いたずらっ子だからねぇ。
ニノちゃんは。
それがたまらないんだけど。」


かちゃかちゃと忙しなく(せわしなく)俺のスボンのベルトを外していくのは
相葉さん。
せっかちなのに器用な指で あっという間に
俺の下半身をむき出しにして
すねを するすると撫で回す。

「ニノちゃんの足。
すべすべなんだよねぇ。
ほんと 俺大好きなんだよ。」

そう言いつつもすでに落とされた唇は、
触れるか触れないかの微妙な距離で
俺の足を爪先から滑るように上がっていく。



「ほんとにな。
4人でちゃんと お誕生日のお祝いだな。」

言葉は少ないが、大野さんの指は、
的確に そして 俺の気持ちいいところをしっかりと攻める。

一つひとつ俺のシャツのボタンを 外すその指使いも、
あっという間に
俺の上半身をむき出しにして鎖骨を滑るその指も、
そして。
逆の指は まるでピアノを弾くかのように
俺の胸の上の桃茶色の塊を摘み上げ
そして ころころと指先で転がす。

「あ。あっあぁん。」

甘く溢れるやばい声に
俺の快感も脳天までぶち上がる。

やばいぞ。俺。
4人にいっぺんにやられて
そんな声上げてるなんて。

もっとやってくれっておねだりしてるみたいじゃないか。





「うっわ。えっろ。
ニノちゃん。
もう。こんなじゃん。

そんなに 俺たちのこと 欲しかった?」


俺の立ち上がるそれの上。
その上に顔を寄せて 嬉しそうに 相葉さんが叫ぶ。


「あ、見るなよ。」


「そんなこと言われてもね♡」

「ん。んあ。」


ふぅ。
熱い息を吐きかけられて 気持ちよさに俺のそれが ふるふると震える。


「こら。お前ら、ずるいぞ。
俺にも、いじめさせろ。」


ベッドの上で俺の両手を押さえつけていた翔さんが叫ぶ。


「はいはい。」
呆れたように 潤が体を横によけると
今度は右を翔さん。
左を 潤。


手首は二人に押さえつけられたまま。
耳。首筋。
鎖骨。
そして代わる代わる唇に 熱い舌が忍び込んでくる。

「や。ああ。はぁ。」

気持ちよさに切れ切れに上がる声。
口いっぱいに気持ちよさが込み上げて
そして
口を離される。

あまりの気持ちよさに
俺の口の端から よだれが垂れ落ちていくが
もう。
それをはずかしいと思える余裕もない。


「それよりさ。
この ベッド。
キングサイズの ロングサイズだろ?

いっつも使うたびに
ニノの小さな体なのに おかしいなって思ってたんだよな。

もしかしたら、
ニノ。
こうやって みんなでやるの 期待してた?」

にやにやと俺の上から 大野さんが問いかけるけど。

そんなの言えるものか。


「知らない。」


「ふぅん。言えないの?」

ころころされて 桃茶の塊が恥ずかしくも立ち上がる。
それを親指と人差し指でこれみよがしに摘まれるが
それでも 

「言えない・・・」

必死にかぶりを振ると、


「ふぅん。
じゃ、体に聞いてみよ。

相葉ちゃん。
舐めていいぞ。」


「はーい♡」


足元から舐め上げていた相葉さんの唇は
俺のその根元でストップしていた。

俺が甘いキスに狂っていた時に
どうも 大野さんに 「待て」とばかりに
お預けされていたらしい。


大野さんの許可が出た瞬間。





相葉さんの大きな口が
俺の ふるふると震えるそれを咥え込むかと思ったら、



ちゅる。

焦らすかのように
俺の先っぽの雫を優しくなめとった。




⭐︎つづく⭐︎






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